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2001 Fiscal Year Annual Research Report

ミトコンドリアDNAヘテロプラスミーの解析

Research Project

Project/Area Number 13670419
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

福島 弘文  信州大学, 医学部, 教授 (70135218)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 浅村 英樹  信州大学, 医学部, 助手 (80324250)
高柳 カヨ子  信州大学, 医学部, 助手 (60313847)
太田 正穂  信州大学, 医学部, 講師 (50115333)
KeywordsPCR / ミトコンドリアDNA / Dループ / シークエンス / HVI / HVII / ヘテロプラスミー / 多型
Research Abstract

(1)SSCP法によるヘテロプラスミーの解析。
SSCP法は1本鎖DNA高次構造多型を検出する方法であり、通常ミトコンドリアのHV2領域を用いると2本の異なる移動度を示すバンドが検出される。100検体のうち99検体は2本のバンドが検出され、1例は4本のバンドが検出された。これは、市販のSSCP法の検出キットに含まれているバッファー条件を検討することにより、分離の良い泳動条件で検出することができた。4本のバンドが検出された検体についてHV2領域のシークエンスを行ったところ、いわゆるC連続の部位においてシトシンとチミンの2つのピークが殆ど同程度の強さのシグナルで重なっていた。これはヘテロプラスミーであることが判明され、さらに母子間にも同様な現象があるかどうかを検討したところ、母にもヘテロプラスミーが認められた。
(2)母子間の解析。
親子鑑定に用いられたミトコンドリアDNAのヘテロプラスミーはC連続以外は検出されていない。
(3)各組織間の解析。
30例の毛髪のシークエンスからはヘテロプラスミーは検出されていない。その他の組織として筋肉、骨と血液間での同一個体内のヘテロプラスミーも検出されていない。C連続以外に一塩基部位の変異は塩基解析ピークの十分な高さ重要であり、ノイズと本来のピークとの誤読に注意する必要がある。このことを確認するにはクローニングによる解析が求められる。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] Liu C et al.: "The Structure, frequency and forensic application of the STR locus D16S543 in the Japanese population"J. Forensic Sci. 46. 116-119 (2001)

  • [Publications] 高柳カヨ子 他: "毛幹部からのDNA抽出法の検討"DNA多型. 9. 282-285 (2001)

  • [Publications] 浅村 英樹 他: "ミトコンドリアDNAのHV2領域 -SSCP法によるヘテロプラスミーの解析-"DNA多型. 9. 272-273 (2001)

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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