2002 Fiscal Year Annual Research Report
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13670746
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
鈴木 英明 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (70196856)
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Keywords | 転写因子 / ラミニン / プロモーター / クローニング / ハイブリットシステム / プラスミド / ハシフェラーゼ / イースト |
Research Abstract |
ラミニンは、高血圧症、心筋症において心筋、血管細胞に病的に増加し、組織の硬化を招く一要因と考えられている。本教室では、ラミニンの転写機構を検討し転写を強く促進するbcn-1 DNA elementの存在見い出した(H. Suzuki, J. Biol. Chem. 1996)。 また、Yeastのone-hybrid systemを用い、bcn-1モチーフに結合する転写因子(Sox-like transcriptional factor ; SOL-1)をクローニングし登録した(Genebank Accession No. AF072836,H. Suzuki, et al., 1998)。そこで、本年度は研究計画に従いSOL-1の機能を解明するために、遺伝子の調節発現に関与するMolecular partnerを明らかにすることを目的とし、Two-hybrid systemによるMolecular partnerのクローニングを施行した。(A)Molecular partnerのクローニング:イーストのTwo-hybrid systemによる分子間相互作用を利用し、SOL-1をbaitに心筋由来cDNAライブラリーをスクリーニングした。(B)cDNAクローンの評価:(1)一次陽性クローンを、Stringencyを変えたDropoutでphenotypeを確認し、(2)最終的に12種の二次クローンを得た。現在では(3)In vitro Co-IP ; T7およびEpitope tagを用い、In vitroでtranscription translation後、Co-IPする。さらに、(4)In vivoでの相互作用を検討し、Mammalian CellにてCo-IPする。(5)得られたcDMAクローンはシークエンスを決定、データーベースにて検討する予定である。 以上SOL-1因子の機能解析として、Two-hybrid systemによるクローニングを施行した。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Kawata Y, Suzuki H, et al.: "bcn-1-element-dependent activatio of the laminin γ1 chain gene by the cooperative action of TFE3 and Smad proteins"J. Biol. Chem.. 277(13). 11375-11384 (2002)