2001 Fiscal Year Annual Research Report
三次元磁気共鳴画像を用いた常用量飲酒が脳に与える影響の研究
Project/Area Number |
13670985
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
福田 倫明 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (60246048)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩波 明 東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (80276518)
阿部 修 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (50302716)
黒木 規臣 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (40322052)
|
Keywords | 磁気共鳴画像 / アルコール / 飲酒 / 脳萎縮 / 統計学的パラメータ・マッピング / 国際研究者交流 / イギリス |
Research Abstract |
本年度は研究の初年度であり、予定通り飲酒量データの収集と画像撮影、解析プログラム開発が行われた。 1.データ収集・磁気共鳴画像撮影の現況 22歳から55歳までの健常成人男性47名の磁気共鳴画像撮影、累積飲酒量判定が終了している。 2.累積飲酒量評価尺度の作成 飲酒習慣がついてから研究参加時点にいたるまでの累積飲酒量をエタノールのg数で概算するための調査票を作成し、被験者に頒布した。 3.累積飲酒量 飲酒歴は0年(飲酒しない)から35年まで分布した。累積飲酒量(エタノール換算)は0g(飲酒しない)から768kgまで分布した。 4.プログラム開発 イギリス側研究者との交流・情報交換により、ボクセル単位で線形統計解析を行うための解析プログラム(UNIX、Linuxで動作)がほぼ完成し、試験的な解析を現在行っている。 5.今後の研究の展開に関する計画 平成14年度はさらに対象被験者数を増やすべく撮影を継続し、同時に本格的な解析、成果の発表を行う予定である。
|