2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13671250
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
宮崎 国久 自治医科大学, 医学部, 助手 (10260837)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠山 信幸 自治医科大学, 医学部, 講師 (10265283)
森 康昭 自治医科大学, 医学部, 助手 (00254938)
足立 健介 自治医科大学, 医学部, 助手 (90285809)
李 小康 国立小児病院, 小児医療研究センター・実験外科生体工学研究部, 研究員 (60321890)
小西 文雄 自治医科大学, 医学部, 教授 (20142242)
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Keywords | アデノウイルスベクター / IDO / RCAS-1 / Cre / loxP / トリプトファン / キヌレニン / 樹状細胞 / 遺伝子治療 |
Research Abstract |
本研究では、(1)loxP配列を持つON/OFF系IDO、RCAS-1アデノウイルスベクターをCOS-TPC法を用いて作製した。この系は標的細胞内で外来遺伝子を発現する為には外来遺伝子を発現するベクターとCre組み換え酵素を発現するベクターとを共感染させる必要がある。loxP配列を持つ各遺伝子の発現アデノウイルスベクターの蛋白発現の割合はCre組み換え酵素発現ベクターの感染量に依存していた。作製したCre/loxP系を用いたアデノウイルスベクターAxCALNIDO、AxCALNRCAS-1およびCre組み換え酵素発現用ベクターAxCANCreを共感染させたCOS-7細胞ではIDOがWestern blotで検出されたが、RCAS-1の検出ができなかった。また、AxCALNIDOのみを感染させた細胞ではIDOの発現は認められなかった。生体内の肝臓でのIDO遺伝子の発現も認められた。(2)極めて強力な免疫原性を有している樹状細胞の起源と機能を明らかにするため、ヒト、ラット、マウス血液幹細胞培養による樹状細胞誘導を行った。特にヒト臍帯血からFicoll-Paqueにて白血球を分離した後マグネティックビーズが結合した造血肝細胞マーカーであるCD34抗体で染色し、Auto MACS(自動磁気分離装置)にて造血幹細胞を分離した。その後培養にてIL-4、GM-CSF等cytokineを用い、樹状細胞への誘導を行った。また、FACSにてMHCII、CD86、CD40等樹状細胞表面のマーカーの発現も確認できた。(3)IDOのHepG2細胞導入後機能的な発現によるトリプトファンの分解誘導について検討を行った。HepG2細胞にAxCALNIDOをMOI 100で、AxCANCreをMOI 0からMOI 100までの範囲で共感染させた。その後48時間培養したHepG2細胞を回収し、その代謝物質であるキヌレニンをHPLCにて分析した。また蛋白質を抽出し、Western blottによって解析した。その結果AxCANCreの感染濃度依存的にキヌレニンの増加が測定できた。Western blottによる解析はAxCANCreの感染量がMOI 0ではIDOは検出されなかったが、AxCANCreの感染濃度依存的にIDOに相当するシグナルの増強が認められた。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] X-K.Li, et al.: "Fulminant Hepatitis by Fas-Ligand Expression in MRL-lpr/lpr Mice Grafted with Fas-Positive Livers and Wild-Type Mice with Fas-Mutant Livers"Transplantation. 71. 503-508 (2001)
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[Publications] M.Fujino, et al.: "In vitro prevention of cell-mediated xenograft rejection via the Fas/FasL-pathway in CrmA-transducted porcine kidney cells"Xenotransplantation. 8. 115-124 (2001)
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[Publications] M.Fujino, et al.: "Selective repopulation of mice liver after fas-resistant hepatocytes transplantation"Cell Transplantation. 10. 353-361 (2001)