2001 Fiscal Year Annual Research Report
血管吻合部における壁ずり応力の局所的分布とその成因に関する免疫組織学的研究
Project/Area Number |
13671264
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
石橋 宏之 愛知医科大学, 医学部, 講師 (10257660)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 洋 愛知医科大学, 医学部, 助教授 (00131219)
清田 義治 愛知医科大学, 医学部, 助手 (30298591)
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Keywords | 血管吻合 / 端側吻合 / 壁ずり応力 / 吻合部内膜肥厚 / 下肢血行再建術 / 晩期グラフト閉塞 / 閉塞性動脈硬化症 |
Research Abstract |
今回の研究は、平成13年10月24日に追加内定となったものであり、本年度の実質的な研究期間は6ケ月に満たない。10月の追加内定後、研究費の申請をし、研究環境の整備をしつつ、研究に取り掛かったところであり、動物実験をl1月末から開始した。 本研究は、ウサギ総頚動脈に血管端側吻合を作成し、この吻合部における局所の壁ずり応力測定実験と、同吻合部の免疫病理組織学的実験の二つの柱からなっている。前者の実験モデルは、以前の研究時のモデルを流用することとし、とりあえず免疫病理組織学的実験のモデル作成を行った。 日本白ウサギを用いて、総頚動脈端側吻合モデルを作成した。これまでに8羽のウサギに手術を行った。残念ながら、うち4羽は手術中から手術翌々日までに死亡してしまった。4羽は生存し、手術後2週間で吻合血管が採取できた。これらの血管は全例開存していた。生理的内圧下でホルマリン固定した後、採取した。残念ながら死亡したウサギの血管も実験のコントロール標本として同様に生理的内圧下でホルマリン固定した後、採取した。現在は、さらに吻合血管作成を継続しているところである。 これらの採取した吻合血管は、BrdU及びMIBで免疫病理組織学的研究を行う予定であり、この実験は来年度に予定している。この免疫病理組織学的研究により、吻合部局所の細胞分裂の頻度分布を求めることができる。そして局所壁ずり応力の分布と比較することにより、壁ずり応力の血管内膜remodellingに及ぼす影響を解析することができる。
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