2001 Fiscal Year Annual Research Report
超常磁性鉄標識キメラモノクローナル抗体をMRI造影剤とする新しい膵癌診断法の開発
Project/Area Number |
13671327
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
大辻 英吾 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (20244600)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 和真 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (20285258)
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Keywords | モノクローナル抗体 / 膵癌 / MRI / 造影剤 |
Research Abstract |
超常磁性鉄AMI-25をAdvanced Magnetics, Inc.(USA)から購入した。A7を産生するマウスハイブリドーマのDNAから可変領域をコードする遺伝子を取り出し、ヒトリンパ球のDNAから得た定常領域をコードする遺伝子と結合して、プラスミドに組み込み、これを酵母細胞に組み込んで培養し、培養上清を精製してキメラ化A7-Fab分画を作成した。AMI-25は微粒子超磁性鉄がデキストランT-10で被覆されており、α1,6-グルカンを過ヨウ素酸(NaIO_4)で酸化し、遠心によって酸化された超磁性鉄を分離後、キメラ化A7-Fab分画と混和し、キメラ化A7Fab-AM1複合体を得た。複合体と非結合キメラ化A7-Fab分画とを遠心で分離した。キメラ化A7Fab-AMIの抗体活性はヒト膵癌培養細胞株HPC-YSを用いて行ない、非標識キメラ化A7-Fab分画と比較したところ、キメラ化A7Fab-AMIの抗体活性が保たれていることが明かとなった。
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