2003 Fiscal Year Annual Research Report
左心房容量負荷モデルにおける心房細動の電気生理学的機序
Project/Area Number |
13671411
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
新田 隆 日本医科大学, 医学部, 助教授 (40256954)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮城 泰雄 日本医科大学, 医学部, 助手 (00350116)
菅野 重人 日本医科大学, 医学部, 助手 (20291718)
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Keywords | 心房細動 / 左心房 / 容量負荷 / 肺静脈 |
Research Abstract |
雑種成犬10頭を用いて、左房容量負荷と心房高頻度ペーシングモデルにおける左房容量の経時的変化と心房細動持続時間を検討した。鎖骨下動脈肺動脈短絡術による左房容量負荷を行い、さらに1週間後より刺激周期100msの心房高頻度ペーシングを開始した。全頭において著明な左房拡大と進行性のうっ血性心不全がみられ、10頭中4頭は心不全にて死亡した。残る6頭は慢性心房細動となりマッピングを行った。高頻度ペーシング開始1週間後では、ペーシング中止後に数心拍の心房反復性興奮が認められ、2週間後では、心房反復性興奮が数秒間持続した。さらに経時的に経過を観察したところ、高頻度ペーシング開始4週間後では、ペーシング中止後に持続性心房細動が十分間以上維持された。持続性心房細動のマッピングでは、複数の肺静脈から出現する巣状の反復性興奮と右房側壁のリエントリーが観察された。
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Research Products
(1 results)