2002 Fiscal Year Annual Research Report
アグリカナーゼの内因性インヒビターによる慢性関節リウマチ治療のための基礎的研究
Project/Area Number |
13671550
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
吉田 浩二 近畿大学, 医学部, 講師 (60230736)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福田 寛二 近畿大学, 医学部, 教授 (50201744)
仲谷 達也 近畿大学, 医学部, 助手 (40319661)
斉藤 昭夫 近畿大学, 医学部, 講師 (40153788)
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Keywords | aggrecanase-1 / α1-antitrypsin / α1-antichymotrypsin / two-hybrid法 |
Research Abstract |
1.aggrecanase-1と相互作用するタンパク質のスクリーニング 酵母two-hybrid法を用いてタンパク質問相互作用を検討した。ヒトaggrecanase-1(Ag-1)のcatalytic domainをbaitとしてヒト肝臓cDNAライブラリーをスクリーニングし、preyタンパク質としてα1-antitrypsin(AT)、α1-antichymotrypsin(ACT)が得られた。 2.aggrecanase-1とα1-antitrypsinよびα1-antichymotrypsinの相互作用 (1)Ag-1タンパク質全長のC末にFLAG tagを付加したもの(Ag-1FLAG)を培養細胞(COS-7)で強制発現させ、培養上清中に分泌させた。Ag-1FLAGとATおよびACTを免疫沈降法で結合を検討したところ、いずれも共沈しなかった。また、AT、ACTの糖鎖をN-Glycanaseにより酵素的に取り去り、Ag-1との相互作用も免疫沈降法で調べてみたが、結合は見られなかった。 (2)ATおよびACTをニトロセルロース膜に固定し、Ag-1FLAGと反応させイムノブロット法で検討したところ、Ag-1FLAGとATおよびACTはいずれも結合しなかった。 (3)mature Ag-1とmature ATのbait, prey vector constructをそれぞれ作製し、two-hybrid法にて相互作用を検討したが、相互作用は見られなかった。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Koji Yoshida et al.: "Leucine-rich region of decorin binds to filamin-A"Biochimie. 84・4. 303-308 (2002)
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[Publications] 吉田浩二: "Decorinのleucine-rich repeat領域はfilamin-Aと結合する"生化学. 74・8. 875-875 (2002)