2002 Fiscal Year Annual Research Report
加齢にともなう過活動膀胱ラットモデルの作成および病態解明
Project/Area Number |
13671645
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Research Institution | Department of Urology, Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
影山 慎二 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (60224367)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 公生 浜松医科大学, 医学部, 教授 (80111813)
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Keywords | 加齢 / 細胞内カルシウム濃度 / Alzheimer病 / プリン受容体 / ATP |
Research Abstract |
加齢膀胱ラットモデルに関しては、生後2-3日目よりamyloid precusor proteinを豊富に含んだ飼料を投与したが、実験に使用するに耐えうるAlzheimer病モデルとなる約24週以前に、ラットはすべて生存し得なかった。しかしラット膀胱からの筋細胞培養および活動性の検討に関しては、以下の方法を確立した。 1.ラットから膀胱を摘出。 2.1%collagenase処理により37℃条件下で約12時間消化。 3.Dulbecco Modified Eargle Medium(DMEM;日水製薬)+Ham's F12(日水製薬)を等量とした液体培地に、fetal bovine serum(FBS ; Gibco, Co. Ltd, USA)を5%添加させて、初代培養を継続。 ついで、この培養により5日程度経過した細胞を用いて、 4.蛍光プローブ試薬Fura-2/AM(Morecular Probes Inc.,USA)を3〜5μg/mlをloading。 5.室温で60分間incubation。 6.その後37℃でpost-incubationを、90分間。 7.ARGUS-50/CA system(Nikon-浜松フォトニクス、日本)を用いて各種薬物による細胞内カルシウムの変動を測定した。 そして細胞内カルシウム濃度の変化と、従来の筋切片を用いる当尺性張力実験の結果を、総合的に検討した。 筋細胞の刺激に用いたagonistのうちKCI, AChの反応性はすべて一過性であり、筋切片の実験で見られる比較的緩徐で数分間続く収縮とは異なるものであった。しかしATP刺激に対しては、筋切片と筋細胞のカルシウム濃度上昇の波形が類似していた。 このことから、プリン受容体に関する実感は、従来の筋切片を用いなければできなかった実験も、凍結して保存しておいた筋細胞を繰り返し使用することで、代用しうる可能性が考えられた。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Homma Y., et al.: "Voiding and incontinence frequencies : Variability of diary data and required diary length"Neurourology and Urodynamics. 21. 204-209 (2002)
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[Publications] Hayami S., et al.: "The value of power doppler imaging to predict the histologic components of benign prostatic hyperplasia"The Prostate. 53. 168-174 (2002)
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[Publications] 新保 斉, 他: "禁制レザボア輸出脚機能不全による尿失禁に対する腹直筋膜スリングを用いた尿失禁防止術"日本泌尿器科学会雑誌. 93・1. 62-65 (2002)