2003 Fiscal Year Annual Research Report
evidence based chemotherapyの確立に関する研究
Project/Area Number |
13671651
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
岡田 弘 帝京大学, 医学部, 助教授 (00177057)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀江 重郎 帝京大学, 医学部, 教授 (40190243)
武藤 智 帝京大学, 医学部, 講師 (30345194)
上山 裕 帝京大学, 医学部, 助手 (40328042)
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Keywords | MIC / 尿路感染症 / フローサイトメトリー / 抗菌化学療法 |
Research Abstract |
昨年までに樹立菌株を対象として、フローサイトメトリーを応用した迅速細菌感受性測定を用いた抗菌剤感受性結果と微量液体釈放法による従来法による感受性結果が良好であったため、尿路感染症患者からの分離株を用いて、新しい装置と微量液体釈放法による従来法による感受性結果の比較検討をおこなった。 (方法)15名の急性単純性膀胱炎患者から分離された菌株E.coli, S.epidermidis, E.aerugenes, Flavimonas oryzihabitansを対象として、その薬剤感受性をマイクロスキャンPos MIC Type 3JならびにマイクロスキャンNeg MIC Type 6Jを用いて測定した。対象薬剤はABPC,PIPC,CEZ,CAZ,MINO,AMK,GM,LVFXの8種類とした。同時に、対象薬剤を各種濃度で添加した液体培地中で上記菌株を4時間培養し、その細菌数の増加をフローサイトメトリーで測定することにより、各細菌の薬剤感受性を測定し上記の結果と比較した。(結果)従来法の感受性試験結果とフローサイトメトリーを用いた感受性結果の一致率は、86.7%であった。(結論)急性単純性膀胱炎患者からの臨床検体を対象としたフローサイトメトリーを用いた迅速感受性試験は、従来法と高い一致率を示し臨床応用可能であると考えられた。
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