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2002 Fiscal Year Annual Research Report

夜間頻尿の時間生物学的研究

Research Project

Project/Area Number 13671661
Research InstitutionFukushima Medical University

Principal Investigator

嘉村 康邦  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (50220744)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 相川 健  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (80295419)
Keywordsラット / Frequency Volume Chart / 夜間頻尿 / サーカデイアンリズム / 睡眠
Research Abstract

昨年度の本研究で,代謝ケージを用いたSDラットの24時間排尿記録(Frequency/Volume Chart)により,明期(睡眠中)には大きな1回排尿量で排尿回数が減少し,暗期(覚醒活動時)に小さな1回排尿量で頻回の排尿を行う,ラットの排尿のサーカディアンリズムを確認できた.本年度は前立腺肥大症をmimicする閉塞膀胱ラットを作成し,24時間排尿記録を行った.継続中の実験で,統計学的処理を行うまでに至っていないが,睡眠中の排尿回数が増加する傾向をつかんでおり,夜間頻尿モデルになるのではないかと考えている.このモデルが確立すれば,予定していた時間生物薬を投与し,夜間頻尿に対する薬効を評価する予定である.また,本年度は排尿障害のない正常覚醒ラットの排尿パターンにおよぼす塩酸プロベリン(抗コリン剤)の効果について検討を行った.塩酸プロピベリンのラット排尿に対する薬効は,雌では膀胱抑制に働くものの,雄では不変で性差を認めた.Okaらによれば,脳障害モデルの頻尿ラット(雄)では,塩酸プロピベリンが有意に膀胱活動を抑制することを我々と同様の実験系で示している.雄ラットでは,塩酸プロピベリンは過活動性の病的膀胱にのみ薬効を示し,正常膀胱には効果を有しないと推測された.さらにまた,dehydrotestosteron(DHT)投与による前立腺肥大症モデルラットを作成し,ヨーロッパを中心に広く用いられているTadenan(Pygeum africanum抽出液)のラット排尿パターンに及ぼす影響を検討した.これによればTadenanはDHTによる膀胱刺激症状を有意に抑制した.

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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