2001 Fiscal Year Annual Research Report
可溶性IGF-IR組み換え蛋白による卵巣癌腹腔内播種の分子標的治療
Project/Area Number |
13671719
|
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
本郷 淳司 岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (10301293)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
工藤 尚文 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (90127556)
吉野内 光夫 岡山大学, 医学部・附属病院, 講師 (50261235)
児玉 順一 岡山大学, 医学部・附属病院, 講師 (90263582)
|
Keywords | IGF-Iレセプター / 卵巣癌 / 分子標的治療 / アポトーシス / バイスタンダー効果 |
Research Abstract |
1 ヒト卵巣癌由来細胞株CaOV-3にSoluble IGF-Iレセプターである486/STOPを遺伝子導入したクローンならびにCHO/Ras細胞に同じ遺伝子を導入したクローンを作成した。 2 各々のクローンの486/STOP蛋白発現量をcell lysateならびに培養上清を試料としてウエスタンブロット法にて検索し、細胞内ならびに細胞外にも486/STOP蛋白が分泌されていることを確認した。 3 486/STOP発現クローンの培養上清添加により親細胞の軟寒天培地における足場非依存性増殖能が抑制されることを確認した。 4 486/STOP発現クローンの培養上清を遠心炉過濃縮することにより目的蛋白を調整し、これをヌードマウス皮下に接種したCaOV-3細胞に直接投与し、腫瘍形成抑制効果を確認した。 今後、Cell Free蛋白合成システムにより486/STOP等の蛋白を合成し、抗腫瘍効果を検討する予定である。
|