2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13671817
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Research Institution | AKITA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
櫻木 章三 秋田大学, 医学部, 教授 (80006767)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
昆野 清輝 秋田大学, 医学部, 助手 (00312710)
山木 邦比古 秋田大学, 医学部, 助教授 (20125751)
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Keywords | Dendritic Cell / Tyrosinase related protein 1 / VKH disease / Animal model |
Research Abstract |
1.C57BL/6Jマウスdendritic cell rich fractionを培養し、mature dendritic cellを得た。このmature dendritic cell rich fractionをtyrosinase related protein 1でパルスした後、naive mouseに注射することによってmelanocyte特異的な免疫反応を全身に惹起することができた。マウス皮膚ではmelanocyteは表皮や真皮には殆どなく、大部分が毛根に存在する。Pulsed dendritic cellの注射後、炎症の初期では毛根や血管周囲に多数のリンパ球の浸潤がみられ、炎症の後期では毛根などのメラニン顆粒が失われ、マクロファージあるいは類上皮細胞に取り込まれている像がみられた。これらの細胞は集団を形成し、真皮と脂肪層との境界付近に肉芽腫様病変を形成していた。眼球では虹彩、脈絡膜にメラニン顆粒を貪食したマクロファージあるいは類上皮細胞と考えられる細胞がみられたが、大きな細胞集団を形成することはなかった。現在これらの成果を引き継ぐ研究を行っている。 2.ヒトVKH disease患者さんのdendritic cell richな細胞集団を分離する。この細胞集団を各種サイトカイン存在下で培養し、mature dendritic cellを得ることはできたが、immature dendritic cellの細胞集団を作成することには未だ成功していない。これに関しても現在研究継続中である。
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