2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13671863
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Research Institution | YAMAGATA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
山際 岩雄 山形大学, 医学部, 助教授 (60182424)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島崎 靖久 山形大学, 医学部, 教授 (60116043)
乾 清重 山形大学, 医学部, 講師 (70250941)
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Keywords | 横隔膜ヘルニア / KGF / 組織再生 |
Research Abstract |
1.先天性横隔膜ヘルニアラットの作成 妊娠ラットに妊娠12日目よりニトロフェンを経口投与し、全身麻酔手術に耐術可能な中等度の先夫性横隔膜ヘルニアモデルを作成した。実験モデルラット作成に至適なニトロフェン経口投与量を100mg/kgと決定した。 2.培養II型肺胞上皮細胞へのKGF遺伝子導入 LacZを有するプラスミドにKGF, HGF遺伝子を組み込みLipofection法で培養ラットII型肺胞上皮細胞へ遺伝子導入を行った。In vitroにおける遺伝子導入効率は、約10-20%であった。またSDS-PAGEにて培養細胞からの導入遺伝子由来蛋白質の分泌を確認した。 3.遺伝子導入細胞の肺内分布確認 1x10^6個の遺伝子導入処理細胞を緩衝液に浮遊させ、末梢静脈より注入し肺へ移植した。X-Gal染色にて、移植後の遺伝子導入細胞の分布状況、経時的増殖状況を検討した。部分的に細胞が塊状となって存在するところが確認され、移植後に経時的に移植細胞が増殖した可能性も考えられた。 4.横隔膜ヘルニア術後の細胞移植効果検討 横隔膜ヘルニア修復手術時にKGF遺伝子導入細胞移植実施群と単独修復群で術後の血液ガス測定を行い、注入移植の劫果を検討した。その結果、注入群で動脈血酸素飽和度が良好に維持されることが確認され、KGF遺伝子導入注入移植による治療効果が確認された。
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