2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13671897
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
河野 芳朗 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (60303129)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大島 勇人 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (70251824)
前田 健康 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (40183941)
里方 一郎 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (70170800)
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Keywords | Msx2 / ノックアウトマウス / 発生 / 上皮性幹細胞 / エナメル芽細胞 / 星状網細胞 / 中間層細胞 / 免疫組織化学 |
Research Abstract |
1.Msx2遺伝子欠損マウス試料の獲得 Msx2遺伝子欠損(-/-)マウスの発生各ステージ(E15.5からP30)における異常を観察するためには、多数のMsx2遺伝子欠損(-/-)マウス試料を必要とする。必要量の試料確保のためには、大量のMsx2遺伝子(+/-)マウスの確保が不可欠であるため、Msx2遺伝子(+/-)マウスの交配を大規模に行い、本実験遂行上、必要十分なMsx2遺伝子(+/-)マウスを確保した。 2.Msx2遺伝子欠損(-/-)マウスにおける歯牙形成異常 肉眼解剖学的にMsx2遺伝子欠損(-/-)マウス切歯ではエナメル質の形成は見られたが、その性状は、淡白色で、脆く、野生型マウスと比較すると明らかな、強度不足が観察された。また、組織学的には、臼歯では胎生16.5日目までは、歯胚の発生については、野生型との変化は見られなかったがが、16.5日目からエナメル器全体の大きさが野生型と比較して小さくなることが解った。また、エナメル器星状網にも異常が見られ、その大きさは減少していた。 3.in situハイブリダイゼーション用プローブ作製 星状網に異常が見られ始める直前のE15.5からP30までの各発生段階での突然変異体と野生型の切歯サービカルループの各細胞群(幹細胞、星状網細胞、エナメル芽細胞、中間層細胞)の異常を検索するために、エナメル質切歯サービカルループに関与する遺伝子、Notch1、Notch2、Notch3、Serrate1、lunatic fringe、Fgf-3、Fgf-10遺伝子の発現を調べるために、insituハイブリダイゼーション用cRNAプローブ作成用テンプレートを作製した。また、微細構造学的、酵素組織化学的、免疫組織化学的検索のための資料作成を行った。
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