2001 Fiscal Year Annual Research Report
微小血流三次元表示によるリンパ節内微小転移巣の超音波診断と治療に関する実験的研究
Project/Area Number |
13671971
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
清水 真弓 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助手 (50253464)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
筑井 徹 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助手 (10295090)
徳森 謙二 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助手 (40253463)
吉浦 一紀 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助教授 (20210643)
田中 武昌 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助手 (30163538)
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Keywords | ultrasonography / 3D / Doppler studies / experimental |
Research Abstract |
悪性腫瘍転移リンパ節の診断法として、従来から行われているB-mode超音波像によるリンパ節の内部性状評価に、カラードプラ法による血流評価を加味すると正診率が向上する。しかしながら、超音波の二次元断層画像からは、非転移リンパ節に認められる樹枝状の血流と転移リンパ節に認められるとぎれとぎれの血流との判別、および栄養血管の把握が困難であることが多い。そこで、リンパ節内血流パターンの正確な診断を行うために、その三次元表示システムの開発を目的として本研究を行った。今年度は内部血流の豊富な急性リンパ節炎患者のリンパ節を当教室現有の超音波診断装置Sequoia 512(Acuson社、USA)を用いて撮像し、その画像データから血流の三次元構築を試みた。 1部位につき3秒のcine-mode(約70枚の静止画像)で3mmおきに撮像した1個のリンパ節の血流画像データをパーソナルコンピュータ上に転送し、血流部位を二値化した。まず、各部位の二値化画像を三次元表示した上で、厚さ3mmに切断して合成し、1個のリンパ節内血流の三次元画像を得た。大きな問題点としては、各部位の位置座標の調整にかなりの時間を要すること、および単純な二値化ではリンパ節の外形が得られず、栄養血管と内部血流の区別が困難であることの2点があげられた。次年度はこれらの問題を解決すべく、まず画像の正確な位置情報を得るためのプローベ固定具の開発に取り組み、また、単純な二値化でなく、色による段階的なsegmentationを試みる予定である。
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