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2001 Fiscal Year Annual Research Report

ニフェジピン感受性歯肉培養線維芽細胞の増殖と細胞周期

Research Project

Project/Area Number 13671983
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

松本 裕子  日本大学, 松戸歯学部, 助手 (50221594)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 秋元 芳明  日本大学, 松戸歯学部, 助教授 (10147720)
藤井 彰  日本大学, 松戸歯学部, 教授 (70102564)
Keywordsカルシウム拮抗薬 / ニフェジピン / 歯肉増殖症 / 歯肉培養線維芽細胞 / 細胞周期
Research Abstract

申請者は,カルシウム拮抗薬による歯肉増殖の発症機序の解明のためにヒト歯肉培養線維芽細胞を用いて一連の研究を行ってきた。本研究では細胞周期がカルシウム拮抗薬による歯肉増殖にどのように関わっているか検討するため,ニフェジピン感受性および非感受性歯肉培養線維芽細胞の細胞周期をフローサイトメトリーを用いて解析した。
ニフェジピン感受性および非感受性歯肉培養線維芽細胞を低濃度の血清(0.5%,DMEM-0.5)を含有する培養液中で培養することによって,arrestさせ,ついで,通常の血清量(10%,DMEM-10)を含有する培養液に交換した後,経時的に細胞を回収し,FACS CaliburによってDNA量を測定し,細胞周期上の分布を解析した。
その結果,ニフェジピン感受性細胞では,DMEM-10に交換後15時間で,G_1期からS期への移行が見られ,21時間でG_2期への移行,さらに24時間でG_1期の増加が認められた。それに比較して,非感受性細胞ではG_1期からS期への移行に関しては,感受性細胞と同様の傾向を示したが,S期からG_2期への移行は24時間から認められた。したがって,S期の持続時間は感受性細胞(3時間)の方が非感受性細胞(6時間)に比べて,短い傾向が見られた。このことから,ニフェジピン感受性と非感受性細胞では細胞周期上,異なった性質を有している可能性が示唆された。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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