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2001 Fiscal Year Annual Research Report

8020高齢者の摂食・嚥下機能

Research Project

Project/Area Number 13672037
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

田地 豪  広島大学, 歯学部・附属病院, 助手 (80284214)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉田 光由  広島大学, 歯学部, 助手 (50284211)
津賀 一弘  広島大学, 歯学部・附属病院, 講師 (60217289)
赤川 安正  広島大学, 歯学部, 教授 (00127599)
Keywords高齢者 / 嚥下 / 咬合 / 総義歯
Research Abstract

加齢に伴う嚥下反射の低下は,口腔相から咽頭相への送り込みの遅延によるところが大きいことが報告されている.一般に,口腔相から咽頭相への移行時には上下歯が接触するといわれていることから,高齢者においては咬合の喪失が嚥下機能に何らかの影響を及ぼしている可能性が考えられる.しかしながら,この嚥下機能低下が加齢そのものによるものなのか(一次老化),咬合の喪失が嚥下機能に影響を及ぼした結果(二次老化)によるものかどうかは明らかにされてない。
本研究は,この点を明らかにするために,80歳以上で20歯以上残存している,いわゆる8020達成者と若年者ならびに8000高齢者(80歳以上の上下顎無歯顎者)の摂食・嚥下機能をX線学的に比較し,加齢による機能低下によるところと歯の喪失により引き起こされた機能低下とを区別することを目的としている。
しかしながら,大学附属病院内を調査しても対象となる8020達成者はほとんどいなかった。そこで,広島市が11月8日のいい歯の日に主催している8020達成者の表彰式終了後に,本研究への協力者を募集することとした。当日の式典終了後,会場にてスライドを使って研究内容の説明を行い,また資料を配布し,研究協力者を募ったところ,これまでに,男性17名女性5名の協力者を得ることができた。現在,これら研究協力者を用いて,摂食嚥下機能に関するアンケート調査,発音検査,嚥下造影検査を施行しているところである。さらに,若年者男女各10名の嚥下造影検査も行っており,若年対照群として用いる予定である。
次年度には,上下顎無歯顎の80歳以上の高齢者(8000高齢者)のデータを集積し,嚥下機能の一次老化と二次老化について明らかにしていく予定である。

URL: 

Published: 2003-04-02   Modified: 2016-04-21  

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