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2002 Fiscal Year Annual Research Report

腫瘍細胞のβカテニン/APC比との関連

Research Project

Project/Area Number 13672429
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

嘉悦 幸代  昭和大学, 医学部, 助手 (40255766)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高木 康  昭和大学, 医学部, 助教授 (30138490)
五味 邦英  昭和大学, 医学部, 教授 (60053980)
KeywordsAPC / 癌抑制遺伝子 / 大腸癌 / カドヘリン / βカテニン
Research Abstract

ヒト第5染色体長腕(5q21-22)からクローニングされたAPC(Adenomatous polyposis coli)遺伝子は、癌抑制遺伝子と考えられ、大腸癌の約70%に遺伝子異常が報告されている。本研究は、細胞内結合タンパクであるβカテニンの発現の程度と局在、またAPCとの関連を解明することにより、これを悪性腫瘍の診断・治療に利用することを目的としている。
本年度は、昨年度に続いてcell lineと生体材料を用いて検討を行った。まず、ヒト胃癌細胞株MKN-45とヒト大腸癌細胞株HT-29を用いたAPC遺伝子変異の検討では、樹立胃癌細胞株MKN-45、ヒト大腸癌細胞株SW-837(JCRBより供与)をRPMIで継代培養しているが、真菌のコンタミンにより良好な培養が出来ず、培養細胞を用いたサザンブロットによる解析やPCR-SSCPによる十分な解析ができなかった。
また、生体材料を用いてAPCタンパクおよびβカテニンの解析を免疫染色により行った。これは、昭和大学病院外科で胃癌摘出術を施行された胃癌組織(パラフィン法理組織、及び凍結組織計10例)を用いて行った。本年度も昨年度と同様、APCとβカテニンのモノクローナル抗体を用いて検索したが、3例(30%)にβカテニン発現の低下が認められた。昨年度と合わせると、7例(35%)にβカテニンの低下が認められたことになる。これらと胃癌の悪性度については、現在検索中である。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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