2003 Fiscal Year Annual Research Report
幼少期の親子関係が子育てやパートナーシップとしての対人関係に与える影響
Project/Area Number |
13672450
|
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
木村 留美子 金沢大学, 医学部, 教授 (90169946)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
津田 朗子 金沢大学, 医学部, 助手 (40272984)
|
Keywords | 幼少期のアタッチメント / IWM / 親子関係 / アタッチメントの検証 / タイプの移行 |
Research Abstract |
日本全国13県の大学、短期大学、専門学校の学生3034名の調査結果から、幼少期のアタッチメントスタイルは、現在のアタッチメントである内的作業モデル(Internal Working Model : IWM)とは異なるタイプを示すものが各アタッチメントスタイルの中に確認された。そこで、15年度は、このようなタイプの移行に関連する要因を明らかにすることを試みた。 また、本研究においては、愛着理論の提唱者であるBowlbyによって報告されている3つのアタッチメントスタイルとは異なる、新たな3つのアタッチメントスタイルを抽出した。そこで、現在は、それぞれのアタッチメントスタイルの検証を実施中である。 なお、この成果は16年度の思春期学会(8月開催)において報告予定である。 3年間の詳細な研究報告については、今年度の成果報告書において報告を行う予定である。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] 木村留美子, 津田朗子, 南家貴美代: "母親のInternal Working Modelについて(1)-判定不能型の特徴-"第44回日本母性衛生学会学術集会抄録集. 194 (2003)
-
[Publications] 竹俣由美子, 木村留美子, 津田朗子, 南家貴美代: "母親のInternal Working Modelについて(2)-不安定回避型の特徴-"第44回日本母性衛生学会学術集会抄録集. 194 (2003)
-
[Publications] 津田朗子, 木村留美子, 南家貴美代: "母親のInternal Working Modelについて(3)-混合型の特徴-"第44回日本母性衛生学会学術集会抄録集. 194 (2003)
-
[Publications] 南家貴美代, 木村留美子, 津田朗子: "母親のInternal Working Modelのタイプの強さにおける特徴-「安定型」「不安定型」「回避型」について-"第50回日本小児保健学会講演集. 658 (2003)