2001 Fiscal Year Annual Research Report
双子に障害児を持つ家族の相互作用と家族エンパワメントに関する研究
Project/Area Number |
13672455
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
泊 祐子 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (60197910)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 小百合 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (80324573)
田中 清美 広島県立保健福祉大学, 看護学科, 講師 (20280183)
古株 ひろみ 滋賀県立大学, 看護短期大学部・看護学科, 助教授 (80259390)
西島 治子 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (70283554)
見岳 誓子 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (10314147)
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Keywords | 双子 / シンボリック相互作用論 / 障害児 / 家族 / 母親の社会参加 |
Research Abstract |
本年度は下記のように研究を進めている。 本研究は、母子愛着理論とシンボリック相互作用論を理論基盤した。 1.研究目的 障害のある子どもの養育経験を通して、父親や拡大家族など周囲の人々及び医療関係者など専門職と相互作用しながら、母親がどのように養育者役割を取得し、社会化するのか、そのプロセスを明らかにする。 2.研究方法 1)研究参加者 深い面接が選ばれる必要がるので、In-Dept Interveiwを用いる。 現在、双子の一方に障害児がいる母親11人および単胎で障害児を持つ母親6人の面接を終えた。 2)データ収集の方法 面接は、研究参加者に研究の承諾を得るときに、事前に面接内容を書いた用紙を渡し、書き記したメモや日記及び母子手帳を振り返ってもらうように依頼し、日時の予約をする。 3)面接の記録 面接内容は参加者の承諾を得て、ICレコーダーに録音をする。記録は本研究以外には使用しないこと研究終了後には破棄することを約束する。 3.現在までの進行状況 1)面接終了者は17組 母子との面接場面から母子の関わる様子と子どもさんの障害の程度を把握している。 双子群:11組 母親の年齢 29歳から44歳 有職2名 子どもの年齢 2歳8か月から9歳 単胎群:6組 母親の年齢 30歳から50歳 有職なし 子どもの年齢 4歳から6歳 3.分析方法 分析方法は、グランディッド・セオリー・アプローチである。
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