2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13672458
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
岡野 初枝 岡山大学, 医学部, 助教授 (40249529)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
住吉 和子 岡山大学, 医学部, 助手 (20314693)
川田 智恵子 岡山大学, 医学部, 教授 (60010013)
太田 武夫 岡山大学, 医学部, 教授 (80032902)
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Keywords | 介護予防 / 住民組織 / ミニデイサービス / 介護保険 / ボランティア / 高齢者 / 読谷村 |
Research Abstract |
1.介護予防活動についての文献収集 介護保険制度実施前の1999年及び開始後の2000年に国から出された、「介護予防・生活支援事業」によって、自治体を中心にした介護予防教室が行われていた。内容は、寝たきり防止や閉じこもり防止のために、虚弱な高齢者を対象に、「転倒骨折予防教室」「痴呆予防教室」「高齢者介護教室」「食生活改善教室」などで、健康管理型と生活援助型に分けられた。 2.「ゆいまーる共生事業・ミニデイサービス」 沖縄県読谷村喜名地区で行われている「ゆいまーる共生事業・ミニデイサービス」は住民組織によるミニデイサービス事業であるが、その成立や展開を文献を収集して検討した結果、住民組織による介護予防活動であるととらえることができた。 3.ミニデイサービスへの参加 2001.12.12(水曜日)の午後2時から4時まで、読谷村喜名地区で行われるミニデイサービス事業に開始から終了まで、2名の研究班員が参加した。33名の利用者と27名のボランティアの参加であった。ミニデイサービスの対象者は80歳以上の虚弱な高齢者で、老人クラブへ参加できない人、一人暮らしの人、自宅へ閉じこもりがちな人を、民生委員・婦人会員などが声かけを本人の意思でして利用者として登録していた。ミニデイサービスの開かれている間、会長・役員・利用者・ボランティアへインタビューを行い、また、許可を得てビデオに録画し、持ち帰って研究員間で討議した。 4.アンケート調査の実施 利用者及びボランティアを対象に事前に了解をもらってアンケート調査を実施した。内容は、ADLとIADL(手段的日常生活動作)、医療機関への受診、介護保険への関心や知識である。詳細な分析は現在行っている。
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