2001 Fiscal Year Annual Research Report
看護にかかわるインシデント事例の実態とその背景要因に関する研究
Project/Area Number |
13672474
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
藤原 奈佳子 名古屋市立大学, 看護学部, 助教授 (30178032)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 浩美 名古屋市立大学, 看護学部, 助手 (70326164)
鈴村 初子 名古屋市立大学, 看護学部, 助教授 (70241205)
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Keywords | 看護 / インシデント / ヒヤリ・ハット事例 / 大学付属病院 / 看護職 / 看護学生 / 郵送法 / 実態 |
Research Abstract |
平成13年度研究目的:看護にかかわったインシデント事例(患者に被害を及ぼすことはなかったが、日常診療の現場でヒヤリとしたりハッとした経験を有する事例)の実態を把握し、個々の事例がひきおこされた背景を明らかにする。 研究方法:研究1.大学付属病院におけるインシデント事例の実態 平成13年8月に全国の大学付属病院154カ所の看護部長宛に本研究の趣旨を郵送し、内科および外科の病棟に勤務する看護職者に対して個別に調査票への回答を依頼した。調査項目は、医療事故に関する病院内での対応、看護基準、病棟の看護職員数、勤務体制、看護者の経験年数などの背景要因と、看護業務(38項目)についてである。調査期間を平成13年9月1日から9月30日までの一ヶ月間とし、インシデントまたは事故例の有無についての回答を依頼した。調査票は匿名記入とし、個々の看護職者が研究代表者宛に10月5日までに返信することとした。 研究2.看護学生の臨地実習のインシデント事例の実態 平成13年12月にA県内の看護専門学校35校の校長と教務主任宛に、最高学年の看護学生に対して調査依頼をした。調査項目は、臨地実習中(一年間)の看護業務(31項目)に関するインシデント例である。 結果:研究1については、調査依頼をした154施設のうち、62施設から回答を得た(施設回答率40.3%)。これらの施設の中で227病棟、5,389名の看護職者からの回答を得た。現在、データを入力中である。研究2については、現在、調査票を回収中である。
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Research Products
(1 results)