2001 Fiscal Year Annual Research Report
地域交流型デイケアサービスに対する高齢者の主観的評価
Project/Area Number |
13672480
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Research Institution | Kochi Women's University |
Principal Investigator |
森下 安子 高知女子大学, 看護学部, 講師 (10326449)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮上 多加子 高知女子大学, 社会福祉学部, 講師 (90259656)
時長 美希 高知女子大学, 看護学部, 助教授 (00163965)
井上 郁 高知女子大学, 看護学部, 教授 (60176419)
松木 里江 高知女子大学, 看護学部, 助手 (00311928)
松本 女里 高知女子大学, 看護学部, 教授 (10010109)
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Keywords | 評価 / 交流 / グループ活動 / ディサービス |
Research Abstract |
地域交流型デイケアサービスの参加者の主観的効果に関する測定項目を検討し、研究者らがパイロット研究して開発した質問紙の洗練化を行うために、本年度は地域交流型ミニデイケアサービスの高齢者への直接的影響する効果を中心に検討した。「グループ活動」「グループ」「セルフヘルプグループ」「グループワーク」「組織活動」「デイケア」「機能訓練」「リハビリテーション」「交流」「仲間づくり」「地域づくり」をキーワードとした文献検討及びA県A市で地域交流型デイケアを企画運営しているリーダー及び担当保健婦にインタビュウー調査を実施した結果、パイロット調査として作成した枠組みである「生き生きする」「安定した心の状態」「受容と信頼関係」「相互支援」「社会的な生活の広がり」「生活リズムの調整」「対人関係の調整能力」「前向きな生活の動機付け」「仲間意識の向上」「活動性の高まり」「自己決定」「充実した生活」「自己認識の変容」「支援者の活用」のカテゴリーについてはその妥当性が検証された。 特に交流の機会としての地域交流型ミニデイケアサービスの特徴として「社会的な生活の広がり」「活動性の高まり」とい「安定した心の状態」「受容と信頼関係」「対人関係の調整能力の向上」「仲間意識の向上」「相互支援」があげられた。このにとより、交流することでお互いを受容し、信頼関係を築き仲間意識や対人関係の調整能力が高まりそのような関係の中で心が安定し、社会的な生活が拡大し、活動性が高まり、参加者のみならず企画運営しているものをも含めた相互に助け合う関係に発展していくものであると考えられた。今後この特徴を考慮した項目の洗練化の検討が必要である。
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