2003 Fiscal Year Annual Research Report
医療的ケアを必要とする重症心身障害児の教育支援のための方略開発
| Project/Area Number |
13672481
|
|---|
| Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
|---|
Principal Investigator |
草薙 美穂 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助手 (90326554)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋原 志穂 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助手 (30337042)
篠木 絵理 北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (00275497)
岡田 洋子 旭川医科大学, 医学部, 教授 (90281906)
山本 美佐子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助教授 (10258882)
|
|---|
| Keywords | 重症心身障害児 / 養護学校 / 医療的ケア / ヘルスケア |
|---|
| Research Abstract |
本研究の目的は、重症心身障害児(以下、重症児)が通う養護学校において、重症児が必要としている医療的ケアとヘルスケアの現状、及び問題を明らかにすること、重症児の多くが必要としている医療的ケアとヘルスケアに取り組む養護教諭、及び看護職の役割を明らかにすること、さらに教育現場における重症児中心の養護(教育)と看護の連携モデルを試案することである。
平成15年度は、これまでの調査結果(肢体不自由養護学校に勤務する教職員・寄宿舎指導員へのアンケート調査、及び聞き取り調査・肢体不自由養護学校に通う子どもを持つ家族への聞き取り調査)を踏まえ、養護学校において医療的ケアとヘルスケアの中心的役割を果たしている養護教諭に対し調査を行った。北海道内の肢体不自由養護学校8校に勤務する養護教諭11名に聞き取り調査を実施し、回答を得た。結果から肢体不自由養護学校の養護教諭が行っている、子どもの健康状態のアセスメント方法やケアの提供、養護教諭の役割についての示唆が得られた。
全調査により北海道の肢体不自由養護学校の教育現場における現状と問題が明らかとなった。そこで、重症児がより良い状態で教育を受けるためにどのような連携が必要であるかを、今後の課題を含め提言した。
また、これまでに実施した教職員・寄宿舎指導員の調査結果についてまとめたものを、第12回日本小児看護学会(平成15年7月)、第50回日本学校保健学会(平成15年11月)、第50回日本小児保健学会(平成15年11月)で発表した。
|
Research Products
(1 results)
