慢性の経過をたどる子どものヘルスプロモーション

2003 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 13672532
• Research Institution: Kochi Women's University
• Principal Investigator: 益守 かづき 高知女子大学, 看護学部, 助教授 (20238918)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 佐東 美緒 高知女子大学, 看護学部, 助手 (20364135) ; 中野 綾美 高知女子大学, 看護学部, 教授 (90172361)
• Keywords: 慢性疾患 / 子ども / ヘルスプロモーション

Research Abstract

慢性の経過をたどる子どものヘルスプロモーションについて、子どもに関わる看護職者がどのような捉え、どのような取り組みをしているかということを明らかにし、看護職者の役割を検討するために、平成15年度は研究者たちが作成した質問紙を用いて、調査を行った。
質問紙は、(1)フェイスシート、(2)健康問題についての取り組み、(3)子どもの生活の質(「家族の生活の質に関する質問紙」を参考に、一部修正)、(4)慢性の経過をたどる子どもへの関わりから構成されている。地域で生活している慢性疾患を抱える子どもへ関わっている看護職者に対して調査を依頼するため、また質問紙を洗練化するために、子どもに関わっている複数の職種の方にプレテストを行ったり、質問項目についての意見をいただいた。その後、高知県内に在住の子どもに関わっている看護職者に調査協力を依頼した。
分析の結果、施設内の看護者と地域で活動している看護者には子どもの健康問題への取り組み方に相違があることが明らかになった。しかし、質問項目の洗練化に不測の日数を要し、分析が不十分であるため、今後さらに子どもの生活に質と子どもへの関わりなどの視点から分析を深めていきたい。