2001 Fiscal Year Annual Research Report
17世紀前半の西欧における「生きてはたらく人体」理解の転換の研究
Project/Area Number |
13680005
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
月澤 美代子 順天堂大学, 医学部, 講師 (40311980)
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Keywords | アナトミア / 人体観 / 16世紀 / 17世紀 / 医学史 / 解剖学史 / Bauhin, Gaspard / バーゼル大学 |
Research Abstract |
16世紀末から17世紀にかけて広く使用され、William Harvey, Rene Descartesらに大きな影響を与えたGaspard Bauihin(1560-1624)の"Theatrum Anatomicum"に注目し、バーゼル大学医学部において公開解剖を伴いつつ指導されていたアナトミアの実相とその時代的な変化を分析した。テキストとして、1590年から1621年までに出版されたBauhinの次の4冊の解剖学書を使用している。 ・Casparus Bauhinus.; Corporis Humani Fabrica : IIII.(1590,Basel) ・Casparus Bauhinus.; Anatomica Corporis Virilis et Mvliebris Historia.(1597,Basel) ・Casparus Bauhinus.; Theatrum Anatomicum.(1st.,ed.,1605,Frankfurt) ・Casparus Bauhinus.; Theatrum Anatomicum.(2nd.,ed.,1621,Frankfurt) 以下は、この比較検討の成果の一部の発表を行ったものである。 ・月澤美代子.ガスパール・ボーアン"Theatrum anatomicum"について(2)-"Anatomica corporis virilis et mvliebris historia"(1597)との比較検討-.(2001.9.30.第102回日本医史学会.仙台) なお、これは、すでに行われた次の発表を引き継ぐものである。 ・月澤美代子.カスパール・ボーアン"Theatrum anatomicum"について(1)-初版(1605)と第二版(1621)の序文の比較検討-、(2000.9.14.第101回日本医史学会.京都)
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Research Products
(1 results)