2004 Fiscal Year Annual Research Report
バブル期前後の縦断的データでみた就労状況の変化が身体的・心理的健康に及ぼす影響
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13680042
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Research Institution | Hiroshima Prefectural University |
Principal Investigator |
吉川 和利 広島県立大学, 経営学部, 教授 (00112277)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
津島 隆夫 広島県立大学, 経営学部, 教授 (90088914)
河野 員博 広島県立大学, 経営学部, 教授 (50141669)
坪田 雄二 広島県立大学, 経営学部, 助教授 (70259646)
黒川 隆志 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (40170104)
田中 喜代次 筑波大学, 人間総合科学研究科, 教授 (50163514)
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Keywords | 生活充足度(LSI) / ロジスティック回帰分析 / 総合的健康度 / 生活の質(QOL) / 分散分析 / 就労者 / 縦断的データ / 経済指標 |
Research Abstract |
バブル期以降の「失われた90年代」は、様々な形で日本人の生きる姿に深刻な影響を及ぼし始めている。日常生活の安寧さや凡庸さは、より善く人間が生きて行こうとする時に不可欠な条件となる。日常生活における心理的充足感(LSI)の高さは生活の糧を得る労働の場での活力の源泉であり、あるいは家庭生活の豊かさと表裏一体である。同時に身体の健康度の優れていることは安寧な生活の必要条件でもある。 本研究では、職場や職業における就労状況の変化が「心理的健康度」、「身体的強壮度」、「基礎医学的健康度」に及ぼす影響の様態を明らかにし、また、これらの変容に寄与すると考えられる外的(環境的)・内的(個体)因子を検索・構造化することを目的とした。 得られた結果の主要な点は以下のようになる。 1)経済指標と日本人の疾病、死因内容の変遷との関係について行政統計データを交差相関係数によって検討したところ、特に顕著な時差的関連は認められなかった。 2)日本人成人就労者の7つのフィットネス測定値を因子分析した結果、肥満と循環器系因子、体躯の筋力因子、柔軟性の因子が確認された。これらフィットネス因子とLSI27項目を検討したが、特に顕著な関連は認められなかった。 3)、就労者の縦断的なフィットネス検査値を10年間隔で獲得し、10年間のLSI変化との関連を検討した。LSI変化度と関連があったのは女子では最大酸素摂取量、男子では柔軟性であることがわかった。 4)この他、動作(スタンツ)系テストを用いた年齢予測モデルの作成、ロジスティック回帰分析を用いた血圧値と健康習慣の関連性検討を行い、それぞれ個別論文としてまとめた。
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Research Products
(4 results)