2002 Fiscal Year Annual Research Report
発育発達期の体力に適した青少年柔道の科学的指導法の検討
Project/Area Number |
13680049
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Research Institution | Kokushikan University |
Principal Investigator |
中島 たけし 国士舘大学, 武道徳育研究所, 教授 (20296817)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武内 政幸 大東文化大学, 経済学部, 教授 (50054854)
植屋 清見 山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (70016541)
芳賀 脩光 筑波大学, 体育科学系, 教授 (80093102)
柏崎 克彦 国際武道大学, 体育学部, 教授
橋本 敏明 東海大学, 体育学部, 教授 (80208454)
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Keywords | 伝統文化 / 柔道教育 / 身体形成 / 発育発達 / 体力 / 筋パワー / バイオメカニクス / 酸素血行動態 |
Research Abstract |
基礎研究 (C)(2) 課題番号13680049 「発育発達期の体力に適した青少年柔道の科学的指導法の検討」 わが国の伝統文化遺産である柔道教育が青少年の人格および身体形成にいかに寄与するかについて検討することを理念として研究を行うものである。 【研究活動経過報告】 1.小学生、中学生、高校生を対象として、発育発達期における基礎体力の検討。 【研究方法】 1.測定対象:地域で活動している小学生柔道部員群62名および、中学生柔道部員群79名を対象とした。 2.測定項目と測定方法: 1)測定項目は、文部科学省体育局「新体力テスト」項目にわれわれが独自に選定したPerformance Test Methodを加えた。 2)測定方法としては、両群の基礎体力の構造の特徴を知るために統計的立場から推測するため因子分析を用いた。 3)測定日は、平成14年12月25〜28日および平成15年3月4,6日であった。 【結果と考察】 小学生柔道部員群および中学生柔道部員群ともに4因子が抽出され本研究で抽出された全因子で説明される累積貢献度は両群ともに65%以上であった。 【まとめ】 両群の因子構造より推測するには、両群間に類似性の見られる項目が多かった。さらに、両群とも柔道競技に必要な基礎体力が十分に備わっているとは思われないが発育発達期の形態として大変興味深い測定結果が得られた。 2.平成15年4月1日より現在、データーの分析および、論文執筆準備。 3.平成15年9月9日 国際柔道連盟学術研究集会発表準備。(IJF国際学術研究集会)
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