2003 Fiscal Year Annual Research Report
幼年期の運動能力目標に関する研究―昔の子どもと今の子どもの運動能力比較を通して―
Project/Area Number |
13680075
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Research Institution | Seika Women's Junior College |
Principal Investigator |
口野 隆史 精華女子短期大学, 幼児保育学科, 助教授 (60192027)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 憲子 中村学園大学, 短期大学部・幼児教育科, 助手 (00301721)
山本 秀人 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (40166814)
鐘ヶ江 淳一 近畿大学, 九州短期大学・保育科, 教授 (90185918)
海野 勇三 山口大学, 教育学部, 助教授 (30151955)
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Keywords | 今の子 / 昔の子 / 健康・生活調査 / 運動能力調査 / データの分析・比較 / 東アジア |
Research Abstract |
「今の子どもは昔の子どもに比べ、ひ弱になった」などということはよく言われることである。しかし、昔と今では、子どもたちの様子は何がどう変わったのであろうか。昔と今の子どもの運動能力については、何が違い何が同じなのであろうか。昔の子どもの良い面が、今の子どもたちにも育てることができれば、それは望ましいことである。本研究においては、いわゆる「昔の子ども」の運動能力の実力を推し量り、その良い面を、今の子どもたちが運動を行う際のプログラムや目標に取り入れることができれば良いと考えている。 今年度は、幼稚園においても、子どもたちの運動能力の調査を行った。調査を行った項目は昨年一度とほぼ同様、(1)「走力25m走」(2)「投力・テニスボール投げ」(3)「捕球能力・ボール受け」(4)「瞬発力・立ち幅跳び」(5)「敏捷性・両足連続跳び越し」(6)「筋持久力・両腕による体支持持続」(7)「柔軟性・長座体前屈」の7つである(昨年度実施した「バランス感覚・縄渡り」は、今年度は外した)。また同時に、その子どもの健康や生活に関する調査を、その保護者を対象に行った。今後は、調査したデータの分析と、過去のデータとの比較などが必要である。 また「研究計画調書」「交付申請書」において触れたが、日本の昔の子どもの姿を探る上で、日本の昔の姿をある程度残すと思われる東アジアの子どもたちの調査も不可欠であると考えた。今年度も、東アジアの韓国、中国、台湾の3つの国と地域で、子どもの運動能力調査や子どもの健康・生活調査を行えるように、現地に出向き各国の大学に依頼を行った。本研究課題の研究期間は、平成15年度で終了であるが、この点については、平成16年度も引き続き調査を行う予定である。これらの調査を通して、昔の日本の子どもの運動に関する良い面、また今後の日本の体育指導において、幼年期の運動課題の方向性を探ることができれば良いと考えている。
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