2001 Fiscal Year Annual Research Report
理科を学ぶ意欲を育てる課題志向問題解決学習に関する研究
Project/Area Number |
13680192
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
藤田 剛志 千葉大学, 教育学部, 助教授 (90209057)
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Keywords | 遺伝 / 生物 / 高校生 / 問題解決 / 興味 / 重要性 |
Research Abstract |
本研究は,理科を学ぶ意欲を育成するために,どのような授業をどのように展開すればよいかという問題を,Watts,M.が提唱する課題志向問題解決(Task-Orientated Problem Solving)及びAmes,C.らの提唱する目標志向理論(Goal Orientation Theories)を手がかりとして考察することを目的としたものである。 平成13年度は,課題志向問題解決の概念を文献資料に基づいて明確にすることを目的として研究を進めた。その結果,どのような興味を持って問題を設定するか,その問題の重要性をどのように認識しているかによって,生徒の学習意欲は異なることが示唆された。そこで,具体的な問題解決の場面として遺伝を取り上げ,遺伝に対する高校生の興味と重要性の認識度について調査を行った。その結果,高校生は生物IBや生物IIの内容よりも生物IAや新聞等で扱われている遺伝内容に対して興味を示していること,重要であると捉えていることが明らかにされた。男女別にみると,男子よりも女子の方が,人工受精や体外受精,出生前診断などの出産に関する内容について高い興味を示していた。履修別に見てみると,生物IIを履修している生徒の方が,生物IAやIBの履修者に比べて遺伝の学習内容に興味や重要性を感じていることが明らかになった。
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Research Products
(1 results)