2004 Fiscal Year Annual Research Report
大学の化学の講義を面白くするノーベル賞にまつわる25の演示実験
Project/Area Number |
13680207
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
伊藤 俊洋 北里大学, 一般教育部, 教授 (50050555)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇田 郁子 北里大学, 一般教育部, 助手 (50189940)
伊藤 佑子 創価大学, 工学部, 教授 (20090029)
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Keywords | 演示実験 / ノーベル賞 / 大学教育 / 化学教育 / 面白い講義 / 実験キット / 科学の原理 / ビデオ教材 |
Research Abstract |
毎回の講義の中で、ノーベル賞にまつわる基本的な実験を見せることにより、学生達に科学をより身近なものとして捉えさせることを目指した。本プロジェクトの対象は、当面、大学1年生であるが、いずれは、高校生、中学生へと広げ、高校や中学で教員が手軽に、演示実験を組み入れて、授業を行えるようにし、子供達が早い時期から科学への関心を持ち続けられるような教材の開発を目指した。16年度は、本研究課題の最終年度であったので、これまで手がけてきた演示実験の内容について、更に検討を重ね、完成度を上げる努力をした。最終的に選んだ実験項目は、以下の25件である。 1)都市ガスの爆発(燃焼・爆発・ノーベルの発明したダイナマイトとの関連)、2)水の沸騰(エネルギーの循環・環境の保全)、3)ラジュウムの発見、4)フラーレン、5)有核原子モデル、6)原子の電子軌道模型、7)中間子モデル、8)加速器の原理、9)化学平衡の移動、10)反応速度、11)復氷の現象、12)浸透圧の発見、13)カラムクロマトグラフィー、14)ろ紙クロマトグラフィー、15)触媒作用(鉄粉の発火)、16)保護コロイド(リポタンパク質との関係)、17)電気伝導性ポリマー、18)フロンテイヤ軌道理論の世界、19)有機化合物の不斎合成、20)有機染料、21)酵素の結晶化、22)DNAの二重らせんモデル、23)RNAの触媒作用、24)赤血球の脂質二重膜モデル、25)ペニシリンの発見、 最終的には、実験書(英語版を含む)の出版、実験キット、DVD映像教材の作成を目指したが、いずれも一部未完成である。
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