2002 Fiscal Year Annual Research Report
情報通信ネットワークを活用した遠隔観察・実験授業法に関する研究
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13680273
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Research Institution | OSAKA PREFECTURAL EDUCATION CENTER |
Principal Investigator |
脇島 修 大阪府教育センター, 科学教育部・理科第一室, 主任研究員 (40132972)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤岡 達也 大阪府教育センター, 科学教育部・理科第二室, 研究員兼指導主事 (10311466)
江坂 高志 大阪府教育センター, 科学教育部・理科第二室, 主任研究員 (30150238)
山本 勝博 大阪府教育センター, 科学教育部・理科第一室, 主任研究員 (60250263)
永尾 好輝 大阪府教育センター, 科学教育部・理科第一室, 研究員兼指導主事 (60342979)
角谷 知彦 大阪府教育センター, 教科教育部・専門教育室, 研究員兼指導主事 (00311465)
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Keywords | 遠隔授業 / テレビ会議システム / 物理実験教材 / 化学実験教材 / 生物教材 / 液体窒素電球 / 巨大結晶 / 昆虫の体 |
Research Abstract |
PHS回線を利用した情報通信ネットワークを構築し、大阪府教育センターと研究協力員の小学校において、生物領域(2校)の遠隔実験授業を実践した。電波状況がかなり悪い状態ではあったが、前年度の経験を生かすことで次に示す好結果を残せた。授業内容は、生物分野で、モンシロチョウの卵から成虫になる過程や昆虫の体のつくりを学習させた。特に、昆虫の食べ物や食べ方に焦点をあて、電子顕微鏡を用いた昆虫の口のつくりの観察を含めて小学校3年で2校実践した。授業実施後の児童へのアンケート調査によれば、今後も今回のような遠隔授業を受けたいと答えたものが98.4%あった。また、授業の内容がよくわかった及びだいたいわかったと答えたものの割合も89%あり、今回の授業の内容がストーリー性を考慮したもので、その結果が現れている。この遠隔授業により、児童の興味関心が引き出され、理解を進めたといえる。これらの内容も含め、全国理科センター協議会物理部会において、物理領域での遠隔観察・実験について発表を行った。内容は電球への発展と、液体窒素中での発熱発光の仕組みを説明した。大阪府教育センター研究フォーラムでは、小・中・高等学校の教員に対象に講演発表を行い、報告集録で理科の遠隔授業の試み(全38頁)にまとめた。PHSを使った遠隔授業のシステムに始まり、物理領域、化学領域、生物領域、地学領域の4領域について、教材、実践、アンケートについて報告している。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 脇島 修: "情報通信ネットワークを活用した遠隔観察・実験授業法に関する研究"日本物理学会講演概要集. 57・2. 338-338 (2002)
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[Publications] 猿田 茂: "理科実験における遠隔授業の試み-テレビ会議システムの活用-"日本化学会春季年会講演予稿集. 81・1. 436-436 (2002)
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[Publications] 山本勝博: "理科実験における遠隔授業の試み-遠隔授業に対応した化学実験教材の開発-"日本化学会春季年会講演予稿集. 81・1. 436-436 (2002)
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[Publications] 脇島 修: "理科における遠隔授業の試み"大阪府教育センター研究報告集録. 118. 1-38 (2003)
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[Publications] 脇島 修: "理科の遠隔観察実験"全国理科センター協議会物理部会研究発表集録. 40. 1-4 (2002)