2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13680286
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
能登谷 晶子 金沢大学, 医学部, 助教授 (30262570)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古川 仭 金沢大学, 医学系研究科, 教授 (40092803)
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Keywords | 眼球運動解析 / 聴覚障害児 / 文学言語 |
Research Abstract |
平成13年度は、竹井機器の眼球運動システム(TKK2930a)と、眼球運動入力操作(TKK2930b)を購入し、校正装置(TKK2930c)は借用して、まず作動技術を身につけた。TKK2930はcalibrationが煩雑で、作動できるようになるまで時間を要した。次に実験への参加に同意を得た健常者2名を対象に行ったが、calibrationに時間を要し(15-20分程度)、本実験に入ることはできなかった。小児例には測定手段として無理であると判断した。そこで、ナック社のアイマークレコーダを借用し、同様の検査を行った。後者は、校正も短時間(5分程度)で可能で幼児にも測定可能な方法であることがわかった。ナック社製のアイマークレコーダを用いて、実験への参加に同意を得た健常者5名(うち小児2名)と聴覚障害幼児2名を対象に、1画面に3種類の文字単語と絵1つ録画させたビデオ画面20種類を提示して眼球運動の軌跡を測定した。聴覚障害幼児は5歳代で口話や手話を用いれば実験への参加は可能であった。次年度はナック社の機器を用いて、聴覚障害児を対象として、文字言語習得の経過について眼球運動から解析する予定である。
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