2003 Fiscal Year Annual Research Report
教育現場における「心と体をほぐす」実践的研究-保健体育科における「体ほぐしの運動」とストレス・マネージメント教育を包括して-
Project/Area Number |
13680301
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
畑野 裕子 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (80167585)
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Keywords | 体ほぐしの運動 / ストレス・マネージメント / 保健体育科 |
Research Abstract |
本年度の目的は、「体ほぐしの運動」とストレス・マネージメント教育を包括する教育プログラムを実践し検討することであった。具体的には、前年度までに得られた研究結果に基づいて,「心と体ほぐし」の教育プログラムを計画し学校教育現場で実践した。そして,前年度検証した動作分析や初年度に検討した文献的研究により,総合的な分析や検討を試みた。 本年度の実践的検討の概要は次の通りであった。 1.被験者:高校生(合計183名) 2.プログラムの実施方法:週1回6週間(計6回),体育館で,体育の授業時間内に,「心と体ほぐし」のプログラムを授業担当者が実施した。 3.「心と体ほぐし」のプログラム:前年度までの結果に基づき,「体ほぐし」のねらいも加味し,以下の内容を設定した。 1)「体への気づき」「体の調整」として; (1)「呼吸」(10秒間呼吸法) (2)「ねる」(センサリー・アウェアネス) (3)「ぶら下げ」(野口体操) (4)「寝にょろ」(野口体操) (5)「肩の反らし」(リラックス動作法) 2)「仲間との交流」として; (1)「コンタクト・ワーク」(ダンスムーヴメントセラピー) 4.分析:各課題のセッションの事前・事後に,MCL-3の調査を実施した。 以上の「心と体ほぐし」プログラムの実践結果に基づき総括した。 平成15年度に、3ヶ年の研究成果を「研究成果報告書」として作成した。
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