小中高・数学教育におけるクロス教材(メカトロニクス教具を含む)作成の基礎研究

2002 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 13680331
• Research Institution: Tokai University
• Principal Investigator: 平野 葉一 東海大学, 文学部, 教授 (20189856)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 守屋 誠司 京都教育大学, 教育学部, 教授 (00210196) ; 鈴木 孝典 東海大学, 開発工学部, 助教授 (20226525) ; 山上 明 東海大学, 総合教育センター, 教授 (40138665) ; 島田 啓子 帝京平成大学, 情報学部, 助教授 (40235619) ; 進藤 聡彦 山梨大学, 教育人間科学部, 助教授 (30211296)
• Keywords: 数学教育 / クロス教材 / 理数系の総合学習 / 数学教育の基礎理論 / 情報科学 / 数学学(mathematiology) / 数学と文化 / 数学と諸科学

Research Abstract

2002年度においても昨年同様、1.数学教育の基礎に関わる研究、2."クロス教材"作成と実践、3.メカトロニクス教材の作成と実践の3セクションから研究を進めた。
1に関しては、数学教育学会との共催で、シンポジウム:「教科教育を越えて-総合学習の可能性とその限界(2)-教科書を離れた数学教育の可能性」(2002年6月22日、東海大学付属高輪台高等学校)を開催し、島田啓子が司会など全体を統括し、平野葉一(もの作り数学の取り組み)、鈴木孝典(アラビア数学史の視点から)、植野義明(数学基礎から総合学習へ)が報告を行った。同時に、研究協力者として黒木伸明(上越教育大学)、中村義作(東海大学)を招き報告を依頼した。また、平野葉一は、とくに数学と文化に関する基礎研究として、民族数学(Ethnomathematics)および数学学(Mathematiology)にかんする学会発表(文明学会)を行った。
2に関しては、昨年同様、平野葉一が東海大学付属高輪台高等学校の高木公子教諭(研究協力者)の授業に参加した。また、植野義明がコンピュータ利用を含めたエッシャーのタイル張りに関する研究報告を行った。トン関連で小学校における実践報告を行った。
3に関しては、当初予定していた研究協力者の事情で予定していた実践が進まなかった、2003年度には何らかの形で成果をまとめる方向で検討したい。

Research Products

• [Publications] 平野 葉一: "もの作り数学〜付属高校としての実践的取り組み"数学教育学会誌 2002年度数学教育学会夏季研究会発表論文集. 臨時増刊. 9-11 (2002)
• [Publications] 鈴木 孝典: "数学史の視点から〜アラビア数学に言及するときに留意すべきことがら"数学教育学会誌 2002年度数学教育学会夏季研究会発表論文集. 臨時増刊. 8 (2002)
• [Publications] 植野 義明: "『数学基礎』の教科書から総合学習への展開の可能性とその意味"数学教育学会誌 2002年度数学教育学会夏季研究会発表論文集. 臨時増刊. 6-7 (2002)
• [Publications] 植野 義明: "M.C.エッシャーのパターンによる平面のタイル張り・・・"数学教育学会誌 2002年度数学教育学会発表論文集. 臨時増刊. 57-59 (2002)
• [Publications] 黒木 伸明: "発展教材のあり方-教科書を補う教材の視点-"数学教育学会誌 2002年度数学教育学会夏季研究会発表論文集. 臨時増刊. 3-5 (2002)