2001 Fiscal Year Annual Research Report
ライフスキル形成を基礎とする食生活教育プログラムの有効性の検討
Project/Area Number |
13680339
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Research Institution | Hyogo University |
Principal Investigator |
春木 敏 兵庫大学, 健康科学部, 助教授 (80208694)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西岡 伸紀 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (90198432)
川畑 徹朗 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (50134416)
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Keywords | 食生活教育プログラム / 行動変容 / ライフスキル / 評価 / 小学校4〜6年生 |
Research Abstract |
平成13年度は,小学校5年生を対象に,開発した食生活教育プログラムのうち,「おやつの選択-油」と「なぜ,食べるのか」の2授業案を用いて教育介入をスタートした。 介入校については,介入前後に質問紙(平成12年度のベースライン調査に用いたものを一部修正した)による調査と研究者による授業観察および,児童には授業後のふりかえりカード,授業者にはアンケートによる授業評価を行った。比較対照校については,介入前の同一の時期に,質問紙調査のみ行った。 「おやつの選択-油」は,授業案のねらいどおり授業が実施され,児童のふりかえりカードにおいても具体的な目標設定ができ,その目標達成の自己評価は望ましいものであった。「なぜ,食べるのか」では,間食行動における要因分析において,授業展開が授業案どおりすすまず,具体的な目標設定ができた児童は少なかった。このことは,プロセス評価の1つとして実施した授業観察による児童の反応からも観察されており,授業目標を達成するためには,授業案の一部改正の必要性と意志決定・目標設定スキルトレーニングの重要性が取りあげられた。目標達成については,授業実施から一定期間経過した後に,フォローアップの調査を実施して,行動改善の定着を確認する必要性があると思われる。 また,質問紙調査の結果をベースラインデータと比較し,4年生から5年生への発達に伴う食行動変容を把握したうえで,単年度の分析から各々の授業効果を定量的にとらえ,5年次における食生活教育プログラムの有効性を評価する計画である。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 春木 敏: "ライフスキルスキル形成を基礎とする食生活教育-評価のための質問紙作成-"第10回日本健康教育学会抄録. 264-265 (2001)
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[Publications] 春木 敏: "健康日本21の推進に向けて-世代別食生活の問題点と解決へのアプローチ-学校保健(学童期)の立場から"第48回日本栄養改善学会抄録. 40-41 (2001)
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[Publications] 春木 敏: "ライフスキルスキル形成を基礎とする食生活教育プログラムの評価研究(第1報)"第48回日本栄養改善学会抄録. 120 (2001)