2001 Fiscal Year Annual Research Report
日本語教育における評価法に関する基礎的資料整備とその分析
Project/Area Number |
13680367
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Research Institution | The National Institute for Japanese Language |
Principal Investigator |
菅井 英明 独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育部門, 研究員 (10332131)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳澤 好昭 独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育部門, 第二領域長 (80249911)
小河原 義朗 独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育部門, 研究員 (70302065)
杉本 明子 独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育部門, 研究員 (30311145)
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Keywords | 評価法 / 言語テスト / 大規模標準化テスト / 言語テスト作成ツール / 言語テストデータベース / 日本語教育 |
Research Abstract |
初年度は、以下の成果を得た。 (1)基礎資料の収集「日本語能力試験」「日本留学試験」「J.Test」等の日本語言語テストのサンプル問題を収拾した。アメリカのTOEFL実施団体であるETSのホームページ、言語学・言語教育・心理学の文献を収集したアメリカSilver Platter社のLLBAデータベースやアメリカのERICデータベースなどを用いて、そこに収録されている資料で関連性があるものの収集を開始した。2002年3月にアメリカのETS、オーストラリア国立大学(ANU)及びメルボルン大学の言語テストセンターの視察を行って、言語テスト資料の収集を行った。 (2)公開用のHPの雛型を作成雛型はほぼ完成した。テストの測定対象について、使われる評価方法、必要な道具/環境・先行する重要参考文献・コメント、及び各測定方法のサンプルを一、二問加える。またキーワードに解説をつけた用語集を加える。他機関製作のデータベースとサンプル問題の著作権を考慮し、適切な方法での公開を検討している。 (3)収集したデータベースと自然言語処理エンジンを内蔵した言語テスト開発ツールの作成に着手した。 成果の発表状況。(1)現在までの発表状況。2001年7月国立国語研究所日本語教育部門部門会議で発表。(2)2002年4月に国立国語研究所『言語テスト研究委員会』(日本語教育の学習環境と学習手段に関する調査研究1)にて全所員向け公開で発表。 今後の発表希望。(1)HPを漸次公表していく。(2)平成15年日本語教育学会春季大会でワークショップ形式のポスター発表を行う予定(3)「日本留学試験」の問題作成をしているアイテムライターと呼ばれる現職日本語教師にデータベース及びツールの使用を依頼する予定(4)「日本言語テスト学会」で発表を予定。
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