2001 Fiscal Year Annual Research Report
オブジェクト指向型ソフトウェアの仕様記述と検証及び実行プログラム導出
Project/Area Number |
13680414
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
谷口 健一 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (00029513)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安本 慶一 滋賀大学, 経済学部, 助教授 (40273396)
山口 弘純 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助手 (80314409)
岡野 浩三 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 講師 (70252632)
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Keywords | 分散オブジェクト / プログラム導出 / GUI / 時間制約 / ペトリネット |
Research Abstract |
オブジェクト指向ソフトウェア開発ではUML,ステートチャート,カラーペトリネットが多く利用される.本研究では,オブジェクトの動作を視覚表現可能なカラーペトリネットで,オブジェクトの静的関係をUMLで記述するという仕様記述モデルを採用し,対象とする有用な部分クラスを決定し,その記述・検証・実行のための手法を考案し,支援系を作成する.今年度は,カラーペトリネットに時間の概念を導入したモデルの考案を行い,そのモデルのグループウェアへの適用について研究を行った.カラーペトリネットの発火に実行時間制約を付けるだけでなく,発火に時間幅を設け中断を許すところに特徴があり,その結果,グループワークなどの分散協調作業がより自然に記述できる.提案ペトリネットで記述されたグループワークの全体記述から導出された分散実行クライアントは実行スケジュールに従い,実行すべき動作(コマンド,プログラム)を逐次実行していく.これらの中間結果を研究会で報告した.また,分散オブジェクトから構成されるGUIアプリケーションを自動導出するための方法論について考案した.提案手法では,GUIの部分的な複数個の動作系列の記述から,複数の時間オートマトン自動合成し,時間オートマトンを各オブジェクトに対応させてプログラムコードを生成することによって時間制約を持つGULを効率よく生成することができる.この方法論を研究会で発表した,今後は,この手法に基づいたGUIの分散オブジェクトプログラムを生成するプログラム導出系を作成する.またカラーペトリネットで記述された全体仕様に対する性質検証の方法論についても今後検討を進めていきたい.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 山口 昭: "時間制約付きカラーペトリネットで記述されたワークフローからのスケジュール導出"電子情報通信学会技術研究報告. Vol.101, NO.629. 23-30 (2002)
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[Publications] 加藤雄一郎: "時間制約を持つGUI制御部の仕様記述の一手法"電子情報通信学会技術研究報告. Vol.101, NO.629. 15-22 (2002)