2002 Fiscal Year Annual Research Report
感情関数と単位化モーションデータによるヴァーチャルアクター演出支援の研究
Project/Area Number |
13680423
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
稲蔭 正彦 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (40317318)
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Keywords | コンピュータグラフィックス / コンピュータアニメーション / 感性情報処理 / モーションキャプチャ / 信号処理 |
Research Abstract |
今年度の研究では、モーションキャプチャシステムによりキャプチャされた動きデータのみならず手作業により設定されたキーフレームアニメーションに対し前年度研究成果のフィルタリング関数を適用し、効果の検証実験を行った。LMA(Laban Movement Analysis)などの概念を取り入れ、時間軸における動作印象の変化などについても向上が見られた。 あらかじめ用意されたモーションデータの編集作業だけでなく、スクラッチからのポーズ生成における要素の分析と生成用プラグインの開発を行った。ツールは前年度に開発を行ったメジャーソフトウェアプラグインの拡張であり、より一層制作支援の効果を得ることが出来た。 また、複数感情表示に関しての研究を進め、フェイシャルアニメーションの分野で培われた感情ブレンデイング様式を身体動作にも適用させる手法を開発した。これにより、製作者は表情および身体ポーズの両方を同次元のパラメータで制御することが可能となり、一層簡略化されたアニメーション製作技法の確立に貢献することが出来た。
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