2003 Fiscal Year Annual Research Report
自然言語に近い表現形式で推論機能を有する概念化学知識表現(CCR)
Project/Area Number |
13680433
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石塚 満 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 教授 (50114369)
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Keywords | 自然言語表現 / 知識表現 / 推論 / WWW知能化 / 知識共有・統合 / キーワード抽出 / 重要文抽出 |
Research Abstract |
WWW(Web)を中心に自然言語で書かれた膨大な量の情報や知識が流通,蓄積,共有されるようになってきている.これら自然言語文を(例えば1センテンス単位で)知識表現形として捉える場合,曖昧性を排除して意味を一意に確定する自然言語理解の困難さは別にして,組み合わせて使う,即ち連鎖的推論を働かすことが困難であるという問題がある.このような問題への一つのアプローチとして,自然言語文に適合し,1対1(一意)に近い関係で相互変換可能であり,かつ推論機能も併せ持つ知識表現形として概念化学表現(CCR)の研究開発を行ってきた.このCCRを介して自然言語で表された多数の人々からの知識の統合的利用を図れることを示した. しかしながら,このCCRの知識表現能力は1階述語論理を超えた+αの部分を持ち,推論の完全性の保証がないという課題を有していた.そこで,CCRを基にしながらも,自然言語に適合する表現で,かつ述語ホーン節論理のサブセットに収まるように再設計した知識表現がKRNLであり,推論の完全性の保証が得られている.(しかし,KRNLの現バージョンでは,扱える知識表現の幅は時制が現在形で表される客観的記述に制限されるなどの限定がある.)自然言語文からKRNLへの変換はほぼ一意になり,Webのように多数の人々によって提供される自然言語文での知識の統合的利用が可能になる. 自然言語文をKRNLに変換して利用を図る際に,一連の文の中でどのような概念,キーワードが重要なのかを見定める必要があることから,キーワード抽出,複数文書の要約の研究も並行して行い,成果を得た.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] N.Okazaki, Y.Matsuo, M.Ishizuka: "Sentence Extraction by Spreading Activation through Sentence Similarity"IEICE Trans.Of Information and Systems. E86-D・9. 1686-1694 (2003)
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[Publications] 松尾 豊, 福田隼人, 石塚 満: "ユーザ個人の閲覧履歴からのキーワード抽出によるブラウジング支援"人工知能学会論文誌. 18・4. 203-211 (2003)
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[Publications] N.Okazaki, Y.Matsuo, N.Matsumura, M.Ishizuka: "Sentence Extraction by Spreading Activation with Refined Similarity Measure"Proc.16the Int'l FLAIRS Conf.(Florida, USA). 407-411 (2003)
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[Publications] R.Sombatsrisomboon, Y.Matsuo, M.Ishizuka: "Acquisition of Hyponyms and Hyponyms from the WWW"Proc.2^<nd> Int'l Workshop on Active Mining (Maebashi). 7-13 (2003)
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[Publications] 倉田岳人, 岡崎直観, 石塚 満: "係り受け関係に基づくグラフ構造を用いた質問応答システム"電子情報通信学会技術報告「自然言語処理」. 158-011. (2003)
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[Publications] A.Jatowt, K.B.Khoo, M.Ishizuka: "Query-based Discovering of Popular Changes in WWW"Proc.IADIS Int'l Conf.on WWW/Internet (Portugal). Vol.1. 477-484 (2003)