2002 Fiscal Year Annual Research Report
ヒューマンインタフェースのための矛盾解消推論と視覚化に関する研究
Project/Area Number |
13680447
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
笹倉 万里子 岡山大学, 工学部, 助手 (30284087)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 進 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (10026354)
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Keywords | 推論 / 視覚化 / オイラー図 / 矛盾解消 / 分散論理プログラム |
Research Abstract |
今年度は推論の視覚化システムの拡張と分散化された環境における説明推論系の実行過程の視覚化の基礎を確立した。 推論の視覚化システムの拡張では、前年度に構築したプロトタイプシステムを整備し、推論の導出呼び出しを含めて視覚化するようにした。それぞれの導出はオイラー図をもとにした同心円による視覚化方法で表し、導出同士の関係を3次元木で表す。これによって、推論のすべての過程を3次元で視覚化することができる。このシステムに関する論文を準備中である。 分散化された環境における説明推論系の実行過程の視覚化では、前年度確立した分散化された環境における説明推論系の推論手続きにおけるメッセージ交換の様子を3次元に視覚化する方法を確立し、そのプロトタイプシステムをインプリメントした。分散システムにおけるメッセージ交換を視覚化する従来の多くの方法では時間軸とプロセッサを表す軸の二つでメッセージ交換を視覚化するのに対し、ここで確立した方法は導出の再帰構造を3つめの軸として使い、メッセージの意味的構造を視覚化している。これにより、交換されるメッセージの妥当性を視覚化された図から読みとることが可能となる。現在これに関する論文を投稿中である。
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Research Products
(1 results)