2001 Fiscal Year Annual Research Report
インスリン情報伝達系におけるプロテインキナーゼSGKとその結合タンパク質の役割
Project/Area Number |
13680704
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
小林 孝安 東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (10221970)
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Keywords | インスリン / プロテインキナーゼ |
Research Abstract |
(1)キナーゼ不能型SGKのインスリンシグナル系への影響 SGKキナーゼのインスリンシグナル系への関与を調べるために、SGKキナーゼの活性化に必要な二つのリン酸化部位(Thr256とSer422)をアラニンに変換した突然変異体を作成し、培養細胞に発現させグリコーゲン合成酵素キナーゼの不活性化への影響を検討したが、突然変異体の発現により、変動は認められなかった。現在、この突然変異体が真のドミナントネガティブ型となっているか、検討しいる。 (2)SGK結合タンパク質の解析 酵母ツーハイブリドスクリーニングにより、SGK結合タンパク質としてPDZドメインをゆうするMint2を得た。Mint2のSGKへの結合は細胞を過酸化水素で刺激することにより増強した。SGKはインスリンだけでなく、過酸化水素によっても活性化されるため、現在、この相互作用と活性化の関係について検討している。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Hong Wang, Shoko Ikeda, Takayasu Kobayashi, Shinri Tamura, 他: "Activation of c-Jun amino-terminal kinase is required for retonic acid induced neural differentiation of P19 embryonal carcinoma iens"FEBS Letter. 503. 91-96 (2001)