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2001 Fiscal Year Annual Research Report

FrizzledファミリーによるWntシグナル情報伝達機構の包括的解析

Research Project

Project/Area Number 13680795
Research InstitutionJapanese Foundation For Cancer Research

Principal Investigator

八尾 良司  財団法人 癌研究会, 癌研究所・細胞生物部, 研究員 (80291095)

Keywordsfrizzled / PDZ domain / Wnt / 細胞分裂
Research Abstract

本研究では、frizzledに結合する分子(frizzled interacting Proteins, fzip)の単離・解析を行ってきた。その中でもこれまでは、frizzled 5に結合する新規分子fzip-1の解析を精力的に行ってきた。本年度は、これに加えてfzip-2およびfzip-3を同定し、その全長遺伝子のクローニングを行った。その結果、fzip-2は複数のPDZ domainを持ち、またfzip-3は2つのcoiled-coil motifを有していることが明らかとなった。さらに、fzip-2については、それぞれのdomainを欠失させた欠失変異体を作成した。これらの変異体を用いることにより、frizzledとの結合に関与する特定のPDZ domainの同定に成功した。またfzip-2は細胞間接着部位に存在することが示されたことから、現在、その細胞内局在に重要な役割を果たしているdomainの同定を行っている。さらにこれらの欠失変異体は、frizzledにより制御される情報伝達経路の解析に有用であると考えられる。
Fzip-3は、その特異抗体の作成に成功した。この抗体を用いた検討により、fzip-3は、細胞周期によってその細胞内局在が変化することが明らかとなった。すなわち間期においては細胞質に存在するのに対し、細胞分裂期においては、紡錘糸に局在していた。このことは、細胞内に導入したEGFPタグ付きfzip-3でも確認された。これらの結果は、fzip-3が細胞分裂において重要な役割を果たしていることを示している。、現在、fzip-3の機能解析とともにノックアウトマウスの作成を進めている。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Yao, R., Maeda, T., Takada, S., Noda.T.: "Identification of a PDZ domain containing Golgi protein, GOPC, as an interacting partner of frizzled"Biochem.Biophys.Res.Comm.. 286. 771-778 (2001)

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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