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2001 Fiscal Year Annual Research Report

試験管内におけるES細胞からの領域特異的神経分化の誘導

Research Project

Project/Area Number 13680820
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

河崎 洋志  京都大学, 再生医科学研究所, 講師 (50303904)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水関 健司  理化学研究所, 発生再生科学総合研究センター, 研究員
KeywordsES細胞 / 神経分化
Research Abstract

我々は、哺乳類中枢神経系における多彩な神経細胞の領域特異的分化の分子機構を解析している。これまでに、マウスES細胞を試験管内で神経細胞へと分化させる活性SDIAを見出し、非常に効率よく神経細胞を分化誘導するSDIA法の確立に成功してきた。さらにSDIA法を用いることにより、マウスにおける初期神経発生にはBMP活性の阻害が必要であることを見い出した。今年度は、霊長類における神経発生過程を解析するために、サルES細胞をSDIA活性を用いて試験管内で神経細胞へと分化誘導することを試み、以下の結果を得た。
1)SDIA活性は、マウスのみならずサルES細胞も、試験管内でclassIIIβ-tubulinやNCAM陽性の神経細胞へと分化誘導する。
2)神経分化に必要な日数は約3週間であった。これらの結果は、サルと同じ霊長類であるヒトのES細胞からも、SDIA法を用いることにより、試験管内で神経細胞を分化誘導できる可能性を示唆している。また神経細胞を得るための所要日数が3週間と短いことから、SDIA法は再生医学的応用に用いることができる可能性がある。現在は、SDIA法により誘導されたサル神経細胞の領域特異性の検討をすすめている。SDIA法は、神経発生過程の解析や、再生医学的応用に重要な技術である。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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