2001 Fiscal Year Annual Research Report
福祉多元主義における社会サービス領域のサービス提供実態に関する質的研究-日本・フィンランドの高齢者ケアの比較研究
Project/Area Number |
13710141
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
新名 正弥 財団法人 東京都老人総合研究所, 政策科学部門, 研究助手 (70312288)
|
Keywords | 福祉国家 / 社会サービス / NPO / 組織論 / 社会政策 / 国際比較研究 / 日本:フィンランド / 福祉多元主義 |
Research Abstract |
本年度は、2001年9月11日に起こった同時多発テロの影響で、9月以降の海外渡航ができず、制約が多い中での研究活動となった。2001年7月に行われた3rd International Conference on Social Work in Health and Mental Healthにおいて、行政機関・医療機関と連携をとりながらサービス提供を行っている民間非営利団体である痴呆性高齢者向けデイホームの活動を報告した(A COMMUNITY BASED DAY SERVICE CENTER' S EXPERTISE IN A NEEDLE-WORK ACTIVITY CARE PROGRAM FOR THE DEMENTED ELDERLY IN JAPAN)。また、基礎資料の収集とデータベースの作成した。また、フィンランドの保健・福祉分野の非営利活動団体の主たる助成機関であるRaha-Automaatti Yhdystysの資料の整備を行った。 ・具体的な実績 1.3rd International Conference on Social Work in Health and Mental Healthでの発表。 2.平成12年11月における、全国の介護保険指定事業者であるNPO法人及び東京都内の住民互助型団体の名簿を作成した。 3.1960年代から現在までの住民活動団体名簿を整理し、データベース化した。 4.Raha-Alltcmaatti Yhdystysの年報の収集を行った。 ・来年度の予定 来年度は、主にフィールド調査を行う。日本では、東京都国立市、東京都世田谷区、神奈川県横浜市、大阪府泉北をフィールドとして実態を把握し、フィンランドでは、タンペレ及びヘルシンキのサービス提供実態を調査する。
|