2001 Fiscal Year Annual Research Report
大規模な銀河・QSOサーベイの統計的解析における理論的数値的方法の開発とその応用
Project/Area Number |
13740150
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
松原 隆彦 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (00282715)
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Keywords | 大規模構造 / 数値シミュレーション / 宇宙定数 |
Research Abstract |
大規模構造を特徴づける統計量として、分布のトポロジカルな量を用いる方法があるが、これを近年観測可能となってきたweak Lensing fieldに初めて応用し、理論的にその特性を調べた。特に非線形領域について数値シミュレーションの方法を用いて宇宙モデルへの保存性を明らかにし、近い将来にこの方法が有力な宇宙論のテストになることを示した。 また、宇宙の新しい解析法であるKL変換の方法について、その基本的なコードを発展させた。特に、コードのアルゴリズムに関して大きく改善し、ある有効な近似を用いることにより、計算時間を大幅に短縮させることが可能になった。この進展によりKL変換の有効性がますます高まり、現在、このコードを用いて実際のデータ解析を行っている。また、このアルゴリズムを用いて宇宙論パラメータの制限がどのように可能かを調べるのにフィシャー行列の方法が知られているが、特に宇宙定数の制限について調べた。その結果、SDSSサーベイのLuminous Red Galaxyと呼ばれるサンプルを用いると、驚くほどの宇宙定数の制限を得られることが明らかになった。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] T.Matsubara, B.Jain: "The Topology of Weak Lensing Fields"The Astrophysical Journal Letters. 552. L89-L92 (2001)
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[Publications] T.Matsubara, A.S.Szalay: "Constraining Cosmological Constant from Large-scale Redshift-space Clustering"The Astrophysical Journal Letters. 556. L67-L70 (2001)