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2001 Fiscal Year Annual Research Report

高地における微気圧観測による常時地球自由震動励起源としての大気振動の直接検出

Research Project

Project/Area Number 13740265
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

綿田 辰吾  東京大学, 地震研究所, 助手 (30301112)

Keywords常時自由振動 / 微気圧 / シリコンディスク / フラッシュメモリ / マルチシリアルポート / Linux / 携帯電話モデム / シリコンディスク
Research Abstract

固体地球がカップルする大気の自由振動(=音波大気モード)を高山での微気圧観測から検出し,大気圧変動が固体地球の常時自由振動励起源であるかどうかを判定するため,今年度観測システムを開発した.システムは今年度中に浅間火山観測所に試験設置され,来夏には乗鞍山で臨時観測を行う予定である.今回のシステムは綿田・功刀(2000)のシステムに,高山対応化と低価化のため改良したものである.1999年の乗鞍山での臨時観測ではシステムが観測開始から数時間で停止した.原因はいまだに不明であるが,3000メートル級の高山で密封磁気ハードディスク筐体の圧力変形の影響によりハードディスク障害が発生したのかもしれない.減圧によるハードディスク障害を回避するため,半導体フラッシュメモリを用いたシリコンディスクを磁気ハードディスクと入れ替えてシステムを構成した.1Gバイトの容量をもつシリコンディスクは高価であるが,奨励研究の研究費で購入できる価格まで下がってきている.シリコンディスクは消費電力が少なくシステムの低電力化にも有効である.低価格化として,最近の市販PCでは必ずついてくるUSBポートに接続できるUSBマルチシリアルポートを利用して微気圧計測・転送システムを構築した.Linuxカーネルを再構築することで,PCIカードを用いたマルチシリアルポートよりも安価にマルチシリアルポートが実現することができた.NTT一般電話回線が容易に引けない山地でデータ転送ができるように,携帯電話をモデムとして利用するシステム構成となっている.

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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