2001 Fiscal Year Annual Research Report
普遍同期捕捉を応用したISM帯域における近距離無線通信方式の他局間干渉低減
Project/Area Number |
13750341
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
杉浦 彰彦 豊橋技術科学大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40235867)
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Keywords | ISM帯域 / 近距離無線 / 通信方式 / 干渉低減 / 他局間干渉 / 普遍同期 |
Research Abstract |
本研究では、ISM帯域における各種近距離無線通信方式の他局間干渉の低減を実現する。ISM帯域の無線接続では、スペクトル拡散通信が適用されており、BluetoothやHomeRFでは周波数ホッピング方式、無線LANでは主に直接拡散方式が採用されている。干渉対策を行わないスペクトル拡散通信同士の干渉は深刻で、なかでも他局間干渉は非同期接続に相当するため影響が大きい。ここではBluetoothやHomeRFなど、新しい分野で適用されている周波数ホッピング方式について、他局間干渉の低減を実現するために、非同期接続を同期接続に準じて動作させる普遍同期捕捉の適用を検討する。 本研究では普遍同期捕捉を応用して非同期接続型の他局間干渉を同期型に置き換えることで、ISM帯域における近距離無線通信(周波数ホッピング)方式の干渉低減を実現する。はじめに計算機シミュレーションにより必要なパラメータの最適化について検討した。さらに試作装置を用いて実働実験を行い、実用上の問題点などについて検討した。初年度は概ね以下の2点について検討を行った。 ・他局間干渉の影響評価(他局間干渉の定量化と普遍同期の効果予測) 周波数利用効率を基準に他局間干渉の影響を定量化し、普遍同期における準同期型接続の効果を求める。 ・ホッピングパタンの無相関化(衝突を回避するパタンの生成手法) 同期接続状態が確保された状態で、ホッピング衝突を回避するために、新しいホッピングパタンの生成手法について検討する。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 鎌田光宣, 杉浦彰彦: "A method to divide targets into the stratified depth from a single image"IEICE Transaction on Fundamentals. J84-A・8. 1892-1899 (2001)
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[Publications] 杉浦彰彦, 鎌田光宣: "焦点ボケ量推定を用いた単一画像からの3次元空間における領域抽出方法"電気学会論文誌C. 121-C・9. 1439-1447 (2001)
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[Publications] 杉浦彰彦, 米村恵一: "Measurement of the distance between recognition categories by interference experiment"The 2001 IEEE International Conference on Systems,Man,and Cybernetics. TA13-4. 418-422 (2001)
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[Publications] 米村恵一, 杉浦彰彦: "Examination of relations between dysfunction by drinking and cerebral disease"The 2001 IEEE International Conference on Systems,Man,and Cybernetics. WQ07-1. 777-782 (2001)
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[Publications] リニプラキラナ, 杉浦彰彦: "A Comparison of the Intelligence Between Normal and Mentally Retarded Children Using Feedback Image Analysis"The 2001 IEEE International Conference on Systems,Man,and Cybernetics. WP07-4. 1194-1198 (2001)
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[Publications] 杉浦 彰彦: "IMT-2000携帯電話 通信技術ガイド"リック テレコム. 216 (2001)