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2001 Fiscal Year Annual Research Report

眼球運動と三次元認識における垂直視差の役割

Research Project

Project/Area Number 13750388
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

金子 寛彦  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (60323804)

Keywords眼球運動 / 両眼視差 / 垂直視差 / 空間認識
Research Abstract

視野の広範囲(60x60deg程度以上)の垂直視差の分布と水平輻輳眼球運動,対象までの距離知覚の関係に着目し,「垂直視差と三次元認識における垂直視差の役割」を検討した.実際の額面平行面を,観察者からみて前後方向に移動させた場合,網膜上には水平及び垂直視差の変化が生じる.水平視差の変化は視野の全域に,垂直視差の変化は視野の周辺ほど大きくなる.そしてその垂直視差成分の変化のみを広視野に呈示した場合に,身体の重心動揺が生じることが過去の研究により示されている.このことは,広視野の垂直視差分布の変化が対象と観察者の距離の情報として,脳内で処理されていることを示している.これより,上と同様の垂直視差分布の変化により,距離の異なる対象を観察したときに生じる輻輳眼球運動が生起されることが予想される.本研究ではこの可能性を検討した.
刺激はランダムな配置のドットからなっており,それはパソコンで製作され二台のプロジェクターを通して2m×3mのリヤスクリーンに投影された.それぞれのプロジェクターの投光部と観察者の眼前に偏光板を設置することにより,左右の眼に異なる画像を同一位置に呈示した.
眼球運動はリンバストラッカー方式の測定器で検出され,データレコーダによって記録された.
このデータにより,眼球運動の量と方向,刺激の変化に対する潜時を解析した.現在のところ,実験装置の製作,実験用プログラムの製作が完了し,データを収集している段階である.この結果は,7〜8月開催予定の国内学会または国際学会に発表予定である。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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